引き裂かれた国、キプロス(ニコシア:南キプロス)

南キプロス


  


2006.05.24(水)


 テル・アビブを出発して向かった先は南キプロスだ。

 僅か一時間ばかりのフライト、08:00時頃にはラルカナにある国際空港に到着する。

キプロス上空の景色と国際空港



 列が長くて少し待ったがベン・グリオン程ではない。 朝早く動いていたので腹が減っていたので珍しく明らかに市街よりは高いと思われる空港のフードコートで軽食を摂る。そして腹を満たしてバスに乗り首都ニコシアへと向かった。


朝食に空港と乗ったバス、道中の景色



 地中海に浮かぶ島キプロス、名前だけ聞けば気の利いた欧米風のリゾート地と言うイメージなのかもしれない。

 だが、この国も複雑な国際情勢下にある国だった。

 
南キプロスの首都、ニコシアの景色 






 そう、この国はギリシア系の住民とトルコ系の住民の軋轢から狭い島国が南北に切り裂かれているのだ。

 北キプロスにはトルコ、南キプロスにはギリシャとそれぞれバックが付いている。ここ数年の情勢は落ち着いてはいる物の、不安定さの上になりたった安定である事は説明するまでもないだろう。

泊ったホテルの屋上から、アップにすると北キプロス側にトルコ風(赤白は逆だが文様が一緒)の国旗が見える



 一見落ち着いたただずまいを見せるニコシアの街並。危険は感じない。


ニコシア市街



 だがその首都ですら裂かれているとしたら?

 話は一気に変わってくるだろう。そう、この街が丁度南北の境目になっているのだ。


ニコシアの観光マップ、実は南キプロス側だけ描かれている



 ニコシア旧市街の屋上のあるホテルに泊まったのはこの首都を良く見たい、そう思ったからだった。


屋上から、先ほどアップした写真とそれほど変わらないアングルで。


そして夜景



 今日はテル・アビブから朝早くからの移動で疲れていた。ニコシアの旧市街は狭い、そしてその狭い旧市街が切り裂かれている。

 南側との見える景色の違い、明日は北キプロス側を訪れその差を確かめてみようではないか・・・






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