イエメン
2006.04.22(土)
サナアについて3日目、ここで私はようやく重い腰を上げて旧市街の観光へと向かう事にした。
私の宿泊しているのは新市街だが隣接する旧市街とはそんなに離れている訳ではない、旧市街にはあっさりと行く事が出来るのだがこういった物事は最初が肝要だ。私はわざと迂回し、旧市街の正門であるバーバル・ヤマン(イエメン門)へ向かい、そこから入る事にした。
迂回中に見た旧市街の眺め
一番最初にサナアに入った時にも目にしていたがトランジットだった前回とは違って今回は「旧市街を見る気が満々」だ。私としてはここを見るにはベストの入り方をしたかった。
泊まっている宿から10分ぐらいでバーバル・ヤマンに到着、いよいよご対面だ。
バーバル・ヤマン
重厚な造りのバーバル・ヤマン、そこに吸い込まれるように入って行くサナアの人々・・・
道がコンクリートではなく、車が無ければ時代錯誤しそうな感覚にも捉われる。
私も彼らと同じようjに門から吸い込まれて行く。そしてバーバル・ヤマンに登り景色を眺める事にした。
バーバル・ヤマンから、新市街側を眺めて
バーバル・ヤマンから眺めた旧市街
目の前に広がっていのは類稀な光景だった・・・
良くイエメンの家屋を形容するのに「チョコレート菓子で出来た様な・・・」と描写されることが多いがそれがこの規模で視界に飛び込んでくるとなると圧倒的な何かを感じざるを得ない。私は無性にこの路地の中に彷徨いこみたくなっていた・・・
旧市街
街の景色を撮っていたら子供がジャンプして写真に納まってきた。
現在人が住む街としては世界最古の都市の一つとも言われるこのサナア、2500年以上の歴史を持つと言われるこの街の旧市街は歩けば歩くほどさらに見たくなる。そんな街並だ。
旧市街
ひとしきり旧市街を歩いたのだろうか?私は境目までいつの間にか来ていた。
旧市街と新市街の間を走る道路
『このまま留まってまたさらに中を彷徨うべきか・・・』
しばらく考えたが今日は止める事にした。
ここにはまだまだ滞在するしそれに近郊で見ていない所も多かったからだ。
旧市街のやや外れで
私は宿の方に戻る事にした。
新市街の縁ぐらいから。
こちらは新市街
夕食
他の旅行者から伝え聞いていた古都サナア。
そのファースト・インパクトは十分過ぎる物だった・・・
ファースト・インパクト(サナア:イエメン)
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