バーレーン
2006.04.02(日)―04(火)
クウェートを出発して次の目的地はバーレーンの首都マナーマだ。
陸路で続いているアラビア半島、その中の大部分を占めるサウジアラビアが観光ビザの発給されない国である為に周辺国を巡るのは島国と同じ要領でフライトでの攻略となる。
アイランド・ホッピングならぬペニンシュラ(半島)・ホッピング。陸路にこだわりは無いが陸でつながっているのに費用をかけてフライトして行くというのはあまり好ましいとは思えないがこの際手段を選んでる場合ではないだろう。
到着は夜、有名なバーレーン門の近くの宿を取る。
バーレーン門近く
バーレーン門
朝宿を出て観光へと向かう。ここでは2泊、今日一日はフルで使える計算だ。
朝のバーレーン門
バーレーン門に各国ちらしが飾られていて日本のもあったマクドナルド
右側にはKFC
周囲が人工的でどこか無機質に感じたクウェート・シティーに比べればまだ人の匂いのするこのマナーナ、庶民派ツーリストではないこのプロフェッショナルだが過去エレガントさを捨ててまでアフリカを周っていた経験からこれだけ栄えていれば十分観光を楽しめるというものだ。
バーガーキング発見!
真ん中の建物が何か近付いてから撮るとやばそうだったので遠目で・・・、アフリカ時代の用心の成果?といっていいかも?
モスクも近代的
こちらもシンプルながら好感が持てる廟?
イスラム圏に良くある水差しモニュメント
アル・ファイサルモスク、おそらくバーレーン1のモスク
殺風景な海岸
海岸から見た市街の一部
モスクが気に入り何枚も撮影した。
市街に戻って撮影した魚のモニュメント
ここでの観光では何か驚くような事は無い。
今までつちかってきた技術の1/3も必要はない。
淡々と歩いて見所をこなしていけばいいだけだ。
そしてそれが許される環境がここにはある。
誰かに襲われる心配もしなくていいしどこかから官憲が急に出てきて「そこの撮影は違法だ」と賄賂を請求される事も無い。
そして私は本来はこういう所を得意とするツーリストだ。
市街の散歩にも満足してきたので博物館を巡る事にした。
国立博物館
最初に訪れたのはコーラン館だ。
コーラン館とその中
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何故か地球の歩き方の昨年度版が日本で買うのとさほど変わらない値段で売られていた(とはいっても在庫は私の買った1冊だけだったが)コーラン館。
古書の雰囲気は何時でも私を楽しませる。(※あくまでも雰囲気です。いまだかつて古書を読めた事はありません!)
そして私は国立博物館へと向かう事にした。
国立博物館
かつてのアラビア世界を描いたと思われる地図。地図好きにはこういうのは結構たまらない・・・
小奇麗なこの博物館はこのプロフェッショナル生来の”知的好奇心”を十分に満足させるものだった。
もちろん例に漏れず何を見たかさっぱり分かっていない事は確かだが私が良く言うように大事なのはこうして「記録」に残してある事だ。
これさえあれば人に見せて「こんなものまできちんと見ているんですよ~」と自分のインテリジェンスさをアピールできる事は言うまでもない。
最も退屈な博物館の写真等、専門家でもない限り食いついてみてくれないので「ああ、良かったね」以上の感想が聞けた事はなかったがそれは後日譚というものだ。
いずれにせよ、バーレーンで国立博物館を見たと言う実績を残してまた市街の観光を続ける。
バーレーン市街
なんとなく雰囲気の良かった橋と海岸線
ちょっとブレたけど激しく水を出す噴水モニュメント
クウェートとは違ってどうやら高台から街の全景を見下ろせる場所はなさそうだった。
残念ではあるがいつでも展望台がある訳ではない。あるがままを受け入れその中で自分の見たい最善を選択し続けるだけのことだった。
夜景
ホテルに戻った事に雨が降り水はけなど考えてないからあっという間に水浸しになった路面、右は泊まったホテルから
こうしてバーレーン2泊目は終わりを迎える。
今日が出発の日、だが出発は夕方、まだまだ日中に観光は出来る。
洒落たレストランで飲むアイスコーヒーの味は格別だ。私はブレック・ファーストをゆっくりと楽しみながら今日のプランを練っていた。
アイスコーヒー
バスターミナル
空港に行くまでの時間つぶしの意味合いも近い今、特に決めた目的地は無い、ただ見れる限り見てみたいというだけだ。
建築中のこの2つのビルは良く目にするので結構気に入ってしまった
中央の黒い建物は目立ち、ガンダムに出てくるドムを想起させた。
ホテルに面した広場にある魚モニュメント
泊まっていたホテルの部屋から
ホテルに預けていた荷物を引き取りチェックアウトする。
そしてバスに乗り向かう空港。
空港までの道中の一コマ
去りゆくマナーナの市街。
ペニンシュラ・ホッピングの2カ国目バーレーンの終わり。
道のりは順調だ。