ギニア
2005.12.11(日)-17(土)
コナクリには当初から1週間の滞在を予定していた。
これは地形上の特性による、岬の突端に街の中心部を持つコナクリはその中心部につながる幹線道路が一本しかなく、平日は渋滞が酷くて出発するのには不適であり、また物価も安くて滞在して骨休めするにもちょうどいいととカノで出会った「タビフーフ」からアドバイスを受けていた事があったからだ。
それにさらに付け加えるならブラックアフリカで危険と言われている国全てを抜けた直後になるので一息ここらでつくのも悪くないと考えていたからだ。
到着した翌日、ミッションカトリックに移る、トイレは共同な物のシャワーは部屋にありエアコン付きで10ドルしないというのは悪くない、それに中心部にも簡単に歩いていける場所で近くにあるマルシェ・ド・ニジェールではぶっかけ飯の屋台があるので食事にも困らない。これで一週間の滞在に全く問題が無くなっていた。
ミッションカトリック
ミッションカトリックの中庭
最初にしていたことはビザ取りだ。
「街に到着⇒ビザ取り+市内散策+次の移動への情報収集」
という流れはもはや完全に私の中でパッケージ化されているアクションだ。ビザを最初にやるのは『一体何時本当にビザが出るのか分からない』というこの大陸の特性にもよるだろう。
ビザ取りの最中に撮影した中心部につながる幹線道路
ここでビザを取るのはそれほど難しくなかった。
ガンビアは即時
ガンビア大使館は空港の前、これは中からこっそり撮影
ギニアビサウに至っては中庭で待たされて少しむっとしたら領事が戻ってきて私が身分の確認のためにとパスポートを渡したらなんと彼が全部記入までしてくれる親切ぶりだった。まあ”勤務中にマーケットに買い物に行く”のはどうかとも思うが面倒が少なくて助かる事は助かる。
ギニアビサウ大使館中
大学、タイルが鮮やか
モスクを道路上から、中に入らなかったのはフリータウンであったポーランド人が中で撮影したら囲まれてお金を払わされたと言ったので。
またここでの滞在を快適にしたのは良質なネットカフェの存在だ、Windows98、2000が標準のアフリカで、液晶モニターにXP、回線速度もそこそこに良くて料金も安い、おまけに中はエアコンまで効いている。ここ最近訪れていた国は回線も遅く、ネットの最中に落ちたりなどあったがここではそれも殆どない。西アフリカではアクラ(ガーナ)にあったネットカフェとNo.1を争うクオリティーであったと言っていいだろう。
そのネットカフェの中にあった館内禁煙マーク。
郵便局、安いので荷物を送ったらプチ賄賂請求(何か頂戴程度)された。郵便局では初めて!もちろん払ってないが・・。そして教会
そしてこのネットカフェでメールをチェックしていると思わぬメッセージと出会う。
タンザニアで最初に出会い、ザンビアでまた再会して一緒にビクトリアフォールズを見てそこで別れた「マッハ加藤氏(偽名です)」が今モロッコ方面から南下してこちらに向かっているという事だ。
岬の突端のどんつきにある高級ホテルノボテル
その裏側から海を眺めて
灯台。近くにいったけど中に入って登れなかった・・・ここから市内の全景が見れるはずだったのでちょっと残念。
そしてちょっと遠めに港が見える。
彼に情報を送ってランデブーの可能性を探る、彼は高速移動を続けているが到着は早くても土曜日ということだ。
日曜日に再会してその日に出発とは流石にいかないだろう。
コナクリでの滞在は悪くない。
それならばここでもう1週間犠牲にしてでも再会しようと考えを変更する。
国立博物館
西アフリカで一都市に2週間、エレガントであっても移動は高速なこのプロフェッショナルにしてはちょっとした“停滞”だが、こういった停滞なら歓迎だ。
彼の到着を待ちつつ、コナクリの滞在を楽しむことにした・・・