ガボン
2005.08.27(土)-09.02(金)
自由都市を意味するリーブルビルに到着したのは夜中、翌朝から早速動き始める。
次なる目的地であるサントメ・プリンシペのビザ取得、航路、空路の情報取得、カメルーンへのルートの探索、やる事は結構多い。
そして常に観光効率を考えながらマシーンの様に動き、この情報収集に併せ、市内の見所も網羅していく。
アマチュアではない、プロフェッショナルならではのアクションだ。
ガボンは幸いにしてロンプラに首都の地図も出ている国だ、今までとは違ってあらゆる物事が順調に進んでいく。
到着してまずは海へ
川こそ見たもののルアンダ以降は内陸部を移動していたので海を見るとなんかいい感じに・・・
その足で港に向かう、サントーメ行の船、これがあればコストは下げられる。
港
残念ながら予想通り船は不定期船、そうなると選択は空路となる。これまでは順調だ。
港付近から眺めた教会
そして港沿いを歩いていると急にタクシーから人が降りて私に声をかけてくる。
『マスター・K!』
私にアンゴラビザの取得方法を教えてくれた恩人・・・!
彼が取得出来るなんて言うもんだからあんなに長くザンビアの首都ルサカに滞在する羽目になって・・・
あの時はずいぶんとお世話になった人だ!
私よりも大分先に出ていたのでもうずいぶん進んでいると思ったが・・・
まさかこんな所・・・ガボンで同じ旅行者の日本人にバッタリ会うなんて・・・
彼から話を聞くとコンゴの川下り(ルートから言ったら川上りになるが)にキンサシャ、ブラザビルからバンギ(中央アフリカ共和国の首都)へ挑戦したが船の故障やマラリアに罹患したことから断念、ブラザビルからは私と同じルートでガボンにたどり着いていたそうだ。
それに彼からまた別の日本人旅行者までいるという。
日本から遠く離れた、それも普通の旅行者ならほとんど訪れないアフリカ中央部のこの国で・・・
まさかの日本人旅行者3人も・・・
まさしく”ガボンだけにガビョーン!”だ・・・(注:このネタが2回目になる事をご容赦ください)
日本大使館付近の海沿い
先に入国していた彼のリサーチのおかげもあり、色々な調べ物が順調に進む。
サントーメ・ビザ、赤道ギニアのビザ、サントーメまでの航空券。次なる準備は万端だ。
塀の向こうは刑務所だったような・・・ちょっと記憶がおぼろげ
首都郊外の街並
ガボンはこれまで訪れた中央アフリカ諸国に比べて発展した国だ。
イトーヨーカドーの1/3程度の規模を持つガボン一の巨大ショッピング・アーケード(珍しく2階まであった)があり・・・
これがそのショッピング・センター。スーパーマーケットまで入っている!ってそれが普通なのか??
近くの海沿い
政府系のビルは高いセンスを感じさせる奇抜なデザイン、ペイントをしている物も見られ・・・
アラカルト・・・
そしてアップ
海岸沿いにはまさしくアートといった彫刻群が並び・・・
彫刻群。小さくて見づらいが・・・
あまりにもショボかったのでアップは一枚のみ・・・
さらに銀行で普通にATMが使えるのも「中央アフリカ水準」を遥かに超えている・・・
街の中心部付近
宿には爬虫類が共生し・・・
そして何より注目すべきは彼らのその足元だ!
それまではサンダルがユニフォームだった他国と違い、ここでは何と靴を普通にはいている人の率が高いのだ!
これだけでもこのリーブルビルの先進性の証明と言えるだろう。
宿の近くのローカル食堂で食べていた食事、肉入りなので100円ちょっとだったような・・・
中央アフリカ屈指の裕福さを誇る国ガボン。
その首都、自由都市を意味するここリーブルビル・・・
その実力はこのプロフェッショナルを持ってしても”底知れない”と言わざるを得ないだろう・・・