日本
2010.06.26(土)
世界は混沌に満ちている・・・
21世紀に入り、人が宇宙に飛び立つことも最早稀ではなくなってきた現代であっても人は万能には程遠い。
震災のあったチリ、ハイチの復興は未だにならず、紛争地帯も数知れず・・・
アフガニスタン・・・、スリランカ・・・、コートジボアール・・・中央アフリカ、チャド、スーダン、ニジェール、キルギス、ネパール、チベット・・・
私が世界を旅行していたのは2004年から2009年。
旅行を終えてたった数年しか経ていないにも関わらず、その後の世界情勢は目まぐるしく流転し、私が当時見た世界が壊れている・・・
人はなぜにこうも愚かなのだろうか?それとも愚かな生物が人という名で呼ばれているのだろうか?
そして今・・・
かつて西欧の価値観で築かれていた現代の秩序・・・
その世界のパワー・バランスが壊れ始めている・・・
今は新しい時代の始まり、その節目なのかもしれない。
無敵艦隊と呼ばれて負け続けてきたスペインは銀行屋のスイスにまさかの敗北、優勝候補の一つで豊富なタレントを抱えるイングランドはアルジェリアに引分け、3度の優勝を誇るドイツは旧ユーゴスラビアから分裂したセルビアの足元を救われる。
前回優勝国のイタリア、先の大戦でかってにアフリカで先端を開き、負けて逃げてとっとと降伏したこの国はニュージーランドに引き分けただけでなくスロバキアに敗北してまさかのグループリーグ敗退、そして前回準優勝国でおしゃれなイメージはあるものの実は単なる農業国のフランスも南アに敗れてグループリーグ敗退・・・
アジアの躍進・・・
個人旅行者がマイ・キムチを持ち歩く事で有名な韓国は歴史と文化の伝統を誇るギリシャを撃破、あっ!この件に関してはEURO2004でまぐれ当たりの優勝をしただけでWCでは何の実績も残してないが・・・
そして我が祖国、日本・・・
オランダには負けたもののカメルーン、デンマークという強国を撃破しての決勝トーナメント進出・・・
強国の集まるアメリカ大陸は未だ世界のトップクラスの実力を保持しているが・・・
波乱だらけの今大会・・・
このプロフェッショナルとしても最後の結末は全く読みようが無い、と言わせて貰うしかないだろう。
だからワールドカップは面白い・・・
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