トーゴ



2005.10.23(日)

 今まで一体いくつの都市が私の体を通り過ぎて行ったのだろう・・・

 ロメ・・・トーゴの首都・・・

 この都市も他の都市と同じ、”ただのいきずりの都市になるはずだった”

 あの”こと”さえなければ・・・


 ロメに着いたのは昼下がりの午後14時。

 うだるような熱気にまいらされた私はエアコン付のホテルを取ることにした。

 『ふぅ・・・』

 素晴らしく良く効く空調は温度調節などと言う高価な物とは無縁だった。


 しばらくホテルで休んで街へ繰り出すことにする。

 その決断が・・・

 まさか私の都市観光を狂わせるなんて・・・

 今はまだ知る由もない・・・


教会、中部アフリカと違うのはその立派さ。
 


 街を歩き始めると・・・

 私の体はすぐに異変を感じていた・・・

 『あっ・・・・』

 10月のロメ・・・

 夏は過ぎ去ったあとだ、もうアバンチュールはシーズン・オフ・・・

 そんなシチュエーションに油断をしていたのかもしれない・・・

これも教会、そして市街。
 


 「ふっふっふっ・・・、デュークちゃんよぉ・・・どうかわいがってくれようかねぇ・・・」

 ロメの・・・ロメ(注:首都の名です、この記事では擬人化しています)の声が聞こえてくる・・・

 歩き始めてまだ5分もたっていない。

 『えっ?それって・・・何を??』

 私は気ままな散策を続けようとする・・・

 だが・・・

 ロメは・・・

 ロメはそれを許そうとはしなかった・・・

ロメの街並、日曜日なので静か・・・
 


 「ここに来たのが運の尽き・・・たっぷりと嬲り者にしてくれるわ・・・」

 『ダッ、ダメッ・・・』

 ロメは情け容赦なく私の体を弄びにかかる・・・

 そう、直射日光と言う名の前戯・・・湿度と言う名の愛撫・・・

 『そっ、そんなことされたらあたし・・・』

少し中心から外れて・・・ 



 まだ街を歩き始めて10分もたっていない・・・

 だが・・・ロメは酷暑と言う名の暴力で私に襲いかかってくる・・・

 『いやっ・・・乱暴しないで・・・もっと優しくしてぇ・・・』

 私の声はロメには届かない。

 「こんなんがいいんかぁ??ああ~ん??」

 観光マシーンと呼ばれた男・・・

 今まで数多くの灼熱の地を訪れた経験・・・

 それが全く通用しない、まるで生娘のようにロメの酷暑に嬲られている・・・


 このプロフェッショナルが・・・西アフリカの・・・なんでもない首都ロメにこんな風にされてしまうなんて・・・

 『あ・・・、ダメ・・・もう・・・もう濡れちゃう・・・』

 気付けば雨一つないロメの青空の下で・・・

 Tシャツも・・・パンツももうずぶ濡れだ・・・

 『いっ、いけない・・・このままじゃ・・・』

 私は濡れる事もおかまいなしにこのレイプから逃れるべくクーラーの効くネットカフェを探す。

 そして辿り着いたネットカフェは・・・

 「ノー・コネクション(接続切れ)」

 だった・・・


ネットカフェ付近
 


 ネットカフェに逃げられないのなら・・・

 選択肢は宿に戻る事しかない

 だが外には凶暴なロメというレイプ魔が・・・

 私はネットカフェを出て宿に向かう。

 さっきよりはるかに足を速めて・・・

 「ふっふっふっ・・・デュークちゃんよぉ・・・そんなんでワシから逃げられると思うのかなぁ?」

 『おっ、お願い、許してぇ・・・』

 それでもロメの酷暑は容赦なく私を襲いかかる・・・

 『やっやめてぇ・・・!』

 息をするのも苦しくなってくる。ここから早く逃げなければ・・・

 「ひゃっひゃっひゃっ、デュークちゃんは嘘吐きよのぉ・・・上の口ではいやいや言っていても・・・体の方はほーれこんなに・・・」

 『そっ、そんな、私そんなツーリストじゃない・・・』

 そういう私の答えとは裏腹に・・・足を速めたことにより先ほどよりも大粒の汗が全身に吹き出し・・・

 もう体の全てがズブズブのビショビショだ。

 『いっ、いやぁぁぁぁぁぁぁ~!誰か・・・誰か助けてぇ~・・・』

 高層ビルのそれほど多くないロメの街並・・・

 日陰に入ろうとも逃げる場所は無い。

 息も絶え絶えになんとか宿に辿り着く・・・


宿から見た景色、海岸に近い場所にある。


海岸線を走る道路、結構気持ち良さげ・・・



 宿に戻ると直ぐにクーラーをつけ火照った体を冷やしにかかる。

 『ハァ、ハァ、ハァ・・・』

 なんとか・・・なんとかロメの虎口からは逃れたが・・・

 このプロフェッショナル・・・

 世界で一番暑い国を行ったりこれまで何度も酷暑の国を乗り越えてきたはずだ・・・

 それなのに・・・

 それなのに・・・

 ロメはこうも容易くこのプロフェッショナルを弄んできたのだ・・・

 『こっ、こんなのって・・・初めて・・・』

 だが・・・

 今日はまだ日曜日・・・

 ロメの観光もまだ終わっていない・・・

 明日またこの凶悪なレイプ犯のいるロメを・・・

 私は観光しなければならなかった・・・



2005.10.24(月)

 見たいターゲットはまだ残っている。

 昨日のうだるような暑さの中でロメにいいように嬲りつくされたこのデューク・東城だが「首都観光は重大なミッション」だ。

 逃げ出すわけにはいかない・・・
 
 私はまた街に繰り出すことにした・・・


オープンマーケット



 「ふっふっふっ・・・お前もこりんやっちゃのぉ~、デューク・・・またワシにいいようにされに来たんか?」

 『ロッ、ロメ』

 宿を出たとたん、ロメの酷暑が何の遠慮もなしに私の体に襲いかかってくる。

 『わたしあなたのこと嫌いって言ったじゃない!』

 「ふんっ!また来たってことは・・・お前も期待していたんじゃないのかぁ?ああ~ん??」

 『私そんな軽いツーリストじゃないわ!』

 「そうか・・・そんならぁ・・・」


街の中心街、日曜と違って人で結構賑わっている





 最初に襲いかかって来たのは直射日光だった。

 『あっ、熱い・・・体が・・・体が火照っちゃう!』

 


中央郵便局、電話局も一緒。




 そして続けざまに湿度と言う名の前戯が始まる。

 「デュークちゃんよぉ、これが好きなんだろう?」



バイタクが多いロメの街並




 『ダメって・・・ダメって言ってるじゃない!』

 「デュークは何時でも口だけよのぅ、体の方がもう感じて感じて仕方が無いくせに・・・」

 『えっ?』

 気付けば・・・

 昨日以上に汗を書き・・・

 全身既にビショビショのネチョネチョに・・・

 『あっ・・・、いっ・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!』


鉄道駅



 『お願いだから・・・お願いだから・・・もう・・・もう止めてぇ・・・』

 私は見所の一つでもある独立広場を訪れることにした。

 博物館のあるここなら・・・ここなら・・・ロメの毒牙から少しは逃れられるかも知れない・・・


独立広場の記念碑と博物館
 




 博物館は・・・

 博物館はクローズ・・・

 「そんなんでこのワシから逃げられるのかぁ?」

 『ひっひぃぃぃぃぃ~・・・やめてぇ~・・・助けてぇ・・・』

 

確か国会議事堂だったような・・・





 ロメの酷暑は私に逃げる隙を与えない。

 『このままじゃ・・・このままじゃ私おかしくなっちゃう・・・』




そしてモニュメント
 

 



 私は市の中心から少し離れた湖に行く事にした。

 この暑さから逃れるには他にそれしかないと思う当たりが間違いだがこの時の私はどうにかしていたのだろう・・・







 「どこまで逃げられるかなぁ?デュークちゃん・・・」

 『許して・・・もう堪忍してぇ・・・!』

 動き回る度に濡らされる身体。

 そして熱い吐息・・・

 『もう・・・もうダメェェェェェ・・・』







 「まだまだこんなん序の口だぜぇ・・・」

 『私が悪かったから・・・許して・・・もう許してぇ・・・!』



これは湖・・・




 「ほりゃっ!これか・・・こんなんどうじゃぁ?」


 『止めてって・・・止めてって言ってるじゃない、本当にお願い、お願いだからぁ・・・!』


海の近くに湖というのは結構好きなシチュエーション




 ロメは容赦なく私の肉体を弄んでいく・・・

 『こんなに濡れちゃうなんて・・・あたしって・・・どうにかしてしまったのかしら・・・??(←今更ながらただやたらめっぽう暑いだけです)」

 でも・・・

 『こんな都市に逝かされる訳にはいかないわ』


また街に戻っていく
 



 今私に残っているのは「ヨーロッパ・エレガント・ツーリスト」としての意地と矜持

 体は許しても・・・

 心までロメに許すわけにはいかない・・・

 フィアンセのドイツのベルリンが私を待っているのだ!



ロメの市街を眺めて




 「素直になりなよ、デューク・・・、もう十分逝きたいんだろぅ?」

 『誰がっ、誰があんたみたいな非道な都市のいいなりに・・・』

 

鳥のモニュメントのあるランドアバウト、デザインは結構好き!
 


 「お前も強情なやっちゃなぁ、デューク・・・」

 『私には・・・私には待っている都市が居るの、だから・・・だから乱暴はもう止めてぇ・・・』

 「よーし、そんならぁ・・・」


道路とその落書き


クールに決めているのかなんなんだが今一つ彼らのセンスが理解不能



 ホテルのある海岸線、このまままっすぐいったら犯られる・・・

 私は大回りしながら戻る事にした。

水際のトラックがなんかいい感じ。



 「デュークちゃん、めっけ!」

 『逃がして・・・私を逃がしてぇ・・・』


空は曇り空・・・でも酷暑と湿度に影響無し!




 「そんなんでワシから逃げたつもりかぁ?もういい加減に観念したらどうじゃぁ?」

 『くっ、くぅ・・・、誰があんたみたいな乱暴な街に・・・』

 「ひゃっひゃっ・・・、そういうツーリストが好きでのぅ・・・!」

 『へっ、変態っ!旅行者を濡らして何が楽しいの?』

 「ロメに来たやつはみんなこうなるんじゃ・・・、お前もな、デューク!」

 『ベルリン・・・助けて・・・ベルリ~ン・・・!』


何気ない郊外の道路、左側のスーパーの壁のデザインは結構いけてる。



 私は海に逃げることにした・・・

 あそこなら・・・

 あそこなら・・・

海沿いから少し奥に入って撮影した市街




 「あららぁ・・・そこは逃げる場所じゃないぜぇ・・・」

 『ロッ、ロメ!』



海岸沿いの通り





 ロメに嬲られ、弄ばれつくした私の意識は既に朦朧としていた・・・

 直ぐにホテルに戻らず海岸をみると言う選択肢を取るほど・・・ 



海岸沿いは結構気持ちのいいつくり



 「もうだれ~もお前を助けない・・・」

 『そっそんな・・・!』


海岸




 街中では時折あった日陰・・・

 海岸ではそんな物は望むべくもない






 『あっあっあぁぁぁぁぁ・・・・』

 「お前はワシのツーリストじゃぁ、好きに嬲らせて貰うぜぇ~!」

 『ひっ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃ~!!』


海岸



 『ダメ・・・ダメ・・・』

 「ゲへへへへ・・・」


海岸線の合成写真



 
 このままじゃ・・・

 このままじゃコイツなんかに犯されてしまう・・・


海岸線




 私は最後の力を振り絞ってホテルに戻る事にした。

 「こりゃぁ!ワシから逃げるのかぁ?デュークッ!」

 『ここで・・・こんな奴に負ける訳にはいかないわ!』

 転がり込むようにしてホテルにたどり着く。



 全身が熱を帯び、そして濡れている・・・

 『あんな奴に感じてしまうなんて・・・』

 私は来ていた服を全部脱いで水シャワーを浴びる。

 何とか貞操は守ったが・・・

 この都市からつけられた傷跡を早く洗い流したかったのだ。

 『ふぅ・・・』

 ここに逃げ込めばもう大丈夫だ。


 クーラーを全開で・・・一段階しかないのでつけた段階で全開なのだが・・・つけ、ベッドに身を横たえる。

 ロメの暴力的なレイプ・・・それからなんとか逃れたのだ。



夜火照るから撮影した夜景


真ん中の光る看板はガソリンスタンド・・・




 しかし・・・

 ロメの暴力はそれで終わらなかったのだ。

 その晩全開でクーラーをつけていた私は・・・

 当然のことながら風邪をひいた・・・



 「デューク、これでとどめじゃぁ!」


 『逝ぐ!逝ぐっ!逝っぢゃうぅぅぅぅぅ!』


 『・・・』


 『・・・・・・』




 どうやらこのプロフェッショナル・・・

 トーゴの首都ロメに・・・

 レイプされ身も心も捧げさせられてしまったらしい・・・




 そしてこう考えざるを得ないだろう・・・

 『ロメでメロメロだった!』

 と・・・




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