2021.12.11(土)
泊まり仕事明けの朝帰り。
立ち寄ったのはHONDAのディーラー。
今日は去る7月25日に崩御された故ラパン(「19年目の別れ(松戸:千葉)」)の後継車、「N-VAN」の納車予定日だ。
7月終わりに契約し、当初10月中旬の予定が、業界全体を襲う半導体不足から納期遅れが2度発生。
結局、2か月遅れとなったのでようやくという感じだ。
2日ほど前にジョギング帰りに見かけた納車前のN-VAN、まだホイールカバーとかついていない。
10:30時、到着し担当者から説明を受ける。
自動車保険も、生まれて初の車両保険も併せてディーラーで契約。
しばらくはネットで加入していたが、ディーラーで新車なら「Honda自動車保険あんしんプラン」が自動付帯するし、3年契約(といっても途中解約の縛りはないらしい)なので例え事故を起こしても等級が最初の3年は維持され保険料が上がらないのが魅力だった。
HONDA N-VAN +STYLE FUN 4WD ターボ アドミラル・グレーメタリック
以前のラパンはデザイン買い。今回のN-VANは用途買い。
貨物車なので荷室が広く、フルフラットに出来るのでいずれ行う国内旅行の車中泊に最適で、かつ軽なので維持費が安いのが決め手。
もう年なので飛ばす事は無いが、安全の為に余裕を持った性能が欲しくて4WDのターボという最上級モデルにしたので200万越え(オプション含む)は大きな出費。
ナンバープレートはご当地の松戸。番号は選んだけど個人情報なので「ひ・み・つ!」
オプションはほどほど。但し、外部電源入力キット(車外の100Vコンセントから車内に電気を引き込める) は目的から必須で拘り、軽自動車で元々のオプションで付けれるのはこの車だけというのも購入動機の一つ。
またナビはKENWOODの去年モデルのMDV-M807HDと連動のドラレコDRV-940が型落ちで値下がりになったタイミングで通販で購入しディーラーに工事料金を払いつけてもらった。純正を避けたのは同程度の製品なら料金差が激しいだけでなく、画面の解像度が低い(純正だとそもそもハイビジョンが無い)のと、さらに地図更新料がMapFan Clubの会員になれば会員費3960円(税込み)で年2度更新とこれも桁違いに安いからだ。因みにドラレコはナビ連動型の純正品のカタログを見てひょっとしたらと思っていたが、担当者から「純正品と全く同じものですよ」と言われ『やっぱり』と納得した。
貨物車なので中はこんな感じ。助手席は付録で後部座席は飾りなのでほぼお1人様用。
なんだかんだで2時間弱説明を聞き、引き渡しになったのは12時前。
納車時に定番の花束贈呈は事前にお断りしていたので簡単な見送りであっけなくディーラーを後にした。
途中ホームセンターやオートバックスに立ち寄り、家に帰って風呂と食事の後事前購入していたパーツ(というほどでもない飾り)を取付ける。
時間を忘れて物に熱中するのは久しぶりだ、気付けばいつの間にか日が暮れている。
A Happy new Car!
新車は私に幸せをもたらせていた・・・
2021.12.12(土)
12.12:松戸→宇都宮→足利、12.13:足利→高崎→松戸(全て下道)
朝食を摂り、昨日のやり残しのパーツの取り付けを行ってから出発したのは11時過ぎ。
お決まりのオランダ屋でお土産を買い、船取線で我孫子で6号に乗り取手から294で北上する。
昨日泊り明けに直接ディーラーに寄り車を受け取ったのは、納車遅れで待ち遠しくなっていたからではない。
たまたま3連休(12,13,14)で、この後1月中旬まで連休が無い。
納車日の11日に速攻受け取り、下準備が間に合えば慣らし運転がてら遠出が出来る。
そう考えて友人と予定を合わせていたからだ。
それに購入してからあまりまだ使っていないデジカメ「ニコン COOLPIX A1000」を色々と試す良い機会でもあった。
途中休憩した「道の駅しもつま」。納車時になかった飾り(ドアとか)が一部ある。
慣れない車ながら車もナビも19年分の進化は凄い。
全くついて行けず浦島太郎状態だが、以前より圧倒的に安全だし楽になっている。
ラパンが亡くなったのは残念だが、やはり新車はハッピーだ!
15:30時、宇都宮市の友人のエスロク宅に到着。
4月に訪れていたので半年ちょっと振りだ。
事前に職場の同僚から美味しいと聞いていた「ペニーレイン」のベーカリー、宿郷店に彼を乗せて訪れる。
因みにエスロクはホンダの技術者だ、彼が助手席の処女を奪ったのは宿命だったのだろう。
宿郷店。
ベーカリーだし、同僚は「パンが美味しい」と言っていたのでそちらに全振りすれば良いのだが、チーズクロックムッシュこそ手にした物の、ケーキの魅力に抗えず、抹茶のオペラケーキにチョコタルト、そしてお土産にはチョコラスクと翌日高崎のガトーフェスタハラダにほぼ行く事が確定しているのに血迷ったチョイスをしたのはご愛嬌というヤツだ。
幸いな事に全て美味しかったので満足だが、お土産の400円のラスク込みで1880円の値段はファミレスで定食を食べてもお釣りがくる値段だから贅沢だろう。
2時間くらいエスロクとのんびりと話す。
彼は家まで車で6分ぐらいだから散歩しながら帰ると言ったので、ここで解散して本日の宿泊地、足利へ向かう。
宿は「Booking.com」カードで良い所があったので予約している。
しかし、2020年にこれから利用頻度があがると思い、わざわざ新規作成したこのカードが、2022年3月にキャッシュバックサービス終了、さらに2023年3月以降の有効期限のカードは更新されず、切れたらそこでサービス終了になるのはコロナ禍の皮肉だ。
狙った訳では無かったが、ルート上に日本一のイルミネーションと評判の「あしかがフラワーパーク」があるので立ち寄ることにした。
ナビに任せて19時、フラワーパークに到着。
日曜なのに駐車場まで渋滞、歩みはのろのろだ。
何とか駐車して夜の部の入場料1100円を支払い正面ゲートから入園する。
正面ゲート入って直ぐ
中段左にツリーは25mあるらしい
大人気っぽかった「フラワーキャッスル」
ピラミッド、水面への反射が一粒で2度の美味しさを感じさせる
船
カップルや家族、友達連ればかりで、一人で周っているのは私ぐらい。
インスタや写真映えスポットもガン無視。
フラワーパークなのに見た花は皆無。
お土産は花と無縁のチョコだらけ。
だが、私風に解釈するなら
「日本一のイルミネーションを制したツーリスト」
すなわち
「日本一のツーリスト」
と言えるから、それだけで来た価値はあっただろう。
上段2段が足利フラワーパークのお土産、
左上:大麦ショコラダクワーズ、右上:フラワーマジックチョコケーキ
中左:チョコココア大福、中:ほろどけハートショコラ。どれもちゃんと美味しい。
左下はペニーレインのラスク。右下は先出のららん藤岡で友人に買ってくれた笹だんご
フラワーパークを出て予約の「ホテルわかさ」へは21時前に到着。
明日の見積もり時間を調べようとナビで高崎駅と入力すると
「目的地周辺で盗難事件が多発してます、ご注意ください」
のアナウンスが流れる。
夜も遅いし、初めての車だから幻聴でも聞いたのだろうか?
明日確かめれば良いだけなのでチェックインを済ませ、一度外に出てセブンイレブンで夕食を買い宿で食事を済ませる。
足利市内。最下段はホテルの目の前にある国宝の『鑁阿寺(ばんなじ)』入口
コンビニで買ったゴルゴ13の203巻が今日の〆だった。
2021.12.13(月)
朝8時、起きて窓から外を眺める。
鑁阿寺が広がる最上階の7階の眺望は良かったが、窓ガラスの網目が画竜点睛を欠いていた。
部屋から
非常階段から眺めた足利市。
朝食はビュッフェ。
バリエーションは多くないが、宿泊料を考えると必要十分以上で個人的には大満足だ。
朝食。最下段左がホテルわかさ
朝食後、折角なので鑁阿寺を一回り。
非常階段からもう一度パノラマ撮影して10時前にチェックアウト。
ホテルの駐車場の入口に足利尊氏像があるのが何とも足利感を高めてくれる。
市内観光を続けたいとも思ったが、予定があるので時間が無い。
今度の楽しみにすれば良いだろう。
非常階段から。最下段左が尊氏像
出発前にもう一度ナビで目的地を検索すると、昨日同様
「目的地周辺で盗難事件が多発してます、ご注意ください」
が流れる。
『ふぅ~・・・』
これから訪れるのは日本の中の「エスワティニ」と言われるグンマー国。
鉄道でこそ何度も訪れているが車での訪群は初めてだ。
噂に聞く「他県ナンバー狩り」の標的に選ばれるのかもしれない・・・
車内、整理途中で乱雑。
高揚感と緊張感に包まれ、出発したのは10時前だった・・・
12時過ぎ、待ち合わせの「珈琲所 コメダ珈琲店 高崎飯塚店」へ到着。
駐車場に入るや否やアンチェインことタツ氏の車が目に入る。
運転席からこちらに即座に気付き会釈する。
空も晴れていてのどかな雰囲気だ。
ここがとても盗難多発地帯とは思えない。
『恐れている程ではないな・・・』
と思い気や、エンジンストップボタンを押すとナビから
「現在地周辺で盗難事件が多発してます、ご注意ください」
のアナウンスが流れる。
『・・・』
『・・・・・・』
どうやら一筋縄ではいかないらしい。
ただ、こちらとて昨日「日本一のツーリスト」になったばかりの漢だ。
それにアンチェインという強力ガードも居る。
いつも通り守ってもらえば良いだろう。
所でわざわざ高崎まで行ったのに、全国チェーンのコメダにしたのには理由がある。
期間限定の「もっと大人ノワール」が食べたかったからだ。
さらに彼の奢りを当てにコーヒーを大にして「まるっとショコラ」まで頼んでしまったのはご愛嬌というヤツだろう。
この場を借りて礼を言おう。
「いつもありがとうございます!」
と・・・
喫茶店でコーヒーを飲みながら彼と語らう憩いの一時、ホッとする瞬間だ。
4月に2度会っているのでこちらも半年振り位。
ラインでも繋がっているので久しぶり感は少ないがセネガル以降の付き合いでもう15年目になる彼との会話は何時でも楽しい。
ただ定番の「次はどの国に行きます?」が出来ず、ちょっと悲しいのがコロナ禍の難点だろう。
『昨日日本一のイルミネーションのあしかがフラワーパークに行った』と話したら、即座に「何の日本一?」と返してくる。
流石名にし負おう旅行者の彼だ。
一見寛いでいるように見えても、神経は研ぎ澄まされている。
これがグンマーで生き抜ける秘訣なのだろう・・・
(※調べたら夜景鑑定士が選ぶイルミネーション日本一に6年連続で選ばれているそうです)
コメダ珈琲店
コメダ珈琲で1時間程度過ごしてから、彼の車に先導してもらい道の駅 ららん藤岡 へ向かう。
以前バスで訪れていた時から気になっていたミニ観覧車を彼の奢りで楽しむ。
イタリア製で日本に数基あるらしい。1回100円は恐ろしく良心的。
見晴良し。
中のショップでお土産の笹だんごまで奢ってもらう。
そして今回の訪問のメインディッシュとも言うべきガトーフェスタハラダへ向かう。
店舗は色々あるが、「中山道店シャトー・デュ・ローブ」(旧本店?)なら限定品もあるし比較的買いやすいらしい。
彼のお勧めの冷凍チーズタルトにお土産、それにケーキも併せて約8600円
自分へ大盤振る舞いだが、新車のセレブレーションと考えればそれも良いだろう。
入口は「K福の科学」を彷彿させるかも
中段左:ティグレス。下段左:クーテ・デ・ロワ・ノワール。
中下段中右:群馬限定クーテ・デ・レーヌ キャラメルショコラ
上段中右:友人絶賛のチーズタルト クーテ・デ・プランス
お店販売限定の冷凍商品で冷蔵庫に移してから2時間後がベストらしい。因みに保冷剤を入れた保冷バッグを2重にして持ち帰り、5時間後位に食べたけど十分に美味しかった。
上段右:正式名称不明 チョコシューとブランデー入りチョコケーキ。特にチョコケーキは絶品でチョコ好きな私にはドツボった。
中段:クーテ・デ・ロワの群馬限定缶入り。ぐんまちゃん缶狙い購入。
下段:GFHロイヤル・セレクション/化粧缶小 クーテ・デ・ロワ プレミアムとクーテ・デ・ロワ ホワイトチョコレートの詰め合わせ
彼とはここで別れ、下道で帰路につく。
国道17を南下したら、直ぐに埼玉県突入。
恐れいたグンマーは、アンチェインのお蔭もあり無事に抜けれたので安堵した。
さらに17号をさいたま市を過ぎ美女木まで進み、国道298で松戸に向かう。
道中何度も渋滞に会い、帰宅したのは20時過ぎ。
2日間の走行距離は380km程度。
燃費は15km/lと前のラパンより悪かったが、慣らし運転としては上々だろう。
満足してエンジンのストップボタンを押すと、ナビから何やら覚えのある音声が聞こえてくる・・・
「現在地周辺で盗難事件が多発してます、ご注意ください」
と・・・
『・・・』
『・・・・・・』
日本のエスワティニ等とグンマーを揶揄していたが・・・
灯台下暗し、この松戸市こそが千葉県のレソト、狂った街こと「マッド・シティ」だったらしい・・・
でもまさかの自宅が「盗難事件多発地点」の渦中だったなんて・・・
折角の新車なのに、どうやらハッピーとばかり言ってはいられないらしい・・・・・・