ベナン
2005.10.19(水)-20(木)
国境を抜けてベナンの首都ポート・ヌボへと向かう。途中でエンジンがかからなくなるトラブルはあったもののそこは何とか乗り切りプジョーは進んでいく。
道中の景色、雨も降っていた。
ポート・ヌボには14:00時頃到着。市内に入ってすぐのロータリーでシェアタクを降りる。
ロータリー
ちょっと珍しいベナンの軍用トラック・・・ってただのトラックだろう!軍人とのパッケージで・・・
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先ほどまで降っていた雨も上がり、これで落ち着いて宿を探すことが出来る。
ベナン一の大都市はコトヌーだ、ここポート・ヌボは首都とは言え地方都市の域を出ない。
それまでのラゴスの喧騒を考えると嘘みたいに静かな街だ。
聞いていた宿を取る。川沿いの中々おしゃれなその安宿はベナンにしてはプロフェッショナル向きでエレガントだ。
安宿の風景
宿に荷物をおいて一度出て食事に、観光はそれからだ。
エレガントにローカルなレストランで食べた食事
食事を終わったら観光だ。まず橋を渡る、全景が見えそうなポイントを先に、街の概略やイメージをつかむのには基本の行動だ。
橋
橋の銘版
そして橋からの景色
『・・・』
『・・・・・・』
『どうやら街の概要はここからはまったくつかめないようだ・・・』
気を取り直して今度は中心部へ向かう。
そこで目にしたものは・・・
誰っ?コイツ??
一応街の中心となる広場で、ここで飲んだトニック
ポート・ヌボ・・・
首都とは言えこの落ち着いたただずまい・・・
プロフェッショナル向きの古風な感じが見て取れる・・・
鉄道駅、走っているのかどうかは甚だ疑問
何よりも気に行ったのはくすんだ赤を基調(はげて色あせているだけとも言う」が独特な風味を醸し出し、日本人好みの「わび、さび」を感じさせる所だ。
ちょっとおしゃれな車庫の門構え、モスクもなんとなくいい感じ!
そして公園
ちょっとかわいらしいデザインのモスク、左の建物は薬局
そしてモスクと教会
そしてグラン・マルシェ(中央市場)、クローズだったのがちょっと残念!
ストリート沿いの商店街
この街の砂の赤さも建物の赤さとまっちしてよりいっそう上質な雰囲気を出している・・・
それに危険も無い、散歩していながら常に周囲に気を配る必要もないのだ。
聖母マリア像、人が集まっていた。
そして訪れたダホメー王国の王宮、ちなみに世界遺産
そしてまた宿に戻る・・・
ポート・ヌボ・・・
いままで見てきた街とは明らかに趣が異なっている・・・
歴史を感じさせるただずまい・・・、確かに建物の老朽化は激しいものの、そのセンスあるデザインが古さを感じさせず却って街の良さを引き立たせる良質なスパイスになっている・・・
喧騒も無く落ち着いて・・・上質で・・・上品なこの感じ・・・
エレガントに生まれ生きる私のレヴェルに達しているアフリカの数少ない・・・というか最初の都市・・・
そう、ここは私のためにあるような街なのだ。
ポート・ヌボ・・・
この街は・・・
いいっ!
そして私は宿に戻ってこう決意する。
『もう明日出発しようっ♪』
と・・・
だってもう全部見ちゃったんだもの・・・
注:中央アフリカ、ナイジェリアを抜けて出てきたので余計に良く感じただけで、たとえばスペインから直行などしたら「ただのショボイ街」です。もし行く方がいたら”過剰な期待”はしないで下さい。責任は負いかねます・・・