ナイジェリア
2005.10.06(木)-09(日)
次の目的地はカノ、ここから6時間の距離だ。
始発になるバスで出ようと決めてモーター・パークに隣接する宿をとっていたのだがそれには間に合わず(単なる寝坊とも言う)、少し遅れ、結局08:00時出発のミニバスに乗る。
バスターミナル、撮影は前日の夕方
出発したミニバスは順調に・・・というよりもかなり飛ばして道中を走る。
ガソリンスタンド、むき出し!
道中の景色
バオバブの一種、良く見かけた。
ミニバスは結局5時間半で到着。悪くは無い。
到着したカノ郊外
市内は賑やか
人口のほとんどをハウサ族で占めるカノは北部の大都市だ。街も広くて人も多い。
モーター・パークは街のはずれになるのでそこからはバイク・タクシーで市内へ、ロンプラをあてにしつつ数件宿を当たり、結構時間はかかったが最終的にミッド・レンジ(中級)クラスのページに出ていたインターナショナル・ホテルへ泊まる事にする。
トイレ・シャワーは共同ながら750ナイラでエアコン付は悪くない買い物だ。
その日は宿でくつろいで翌日から市内散策を始める。
市内の足はバイタク
宿泊していた所に近いサボン・ガリ地区
北部はイスラム教が圧倒的多数だが教会もある。
市内の様子
ナイジェリアの地方都市と行ってもそこは人口1億2千万人を誇るアフリカ屈指の大国、コンゴ共和国(首都ブラザビル)以降見続けてきたしょぼい首都等とは比べ物にならないぐらいに広く人の喧騒もある。
中部アフリカでここに対抗できる都市と行ったらアンゴラの首都ルアンダ、コンゴ民主共和故国の首都キンサシャ、カメルーンの首都ヤウンデに港町のドゥアラといったぐらいであろうか?
それにこの都市では嬉しいサプライズがあった。
両替したいのと、都市地図を探したいのでツーリスト・インフォがあるKano State Turist Campへ訪れると応対した人間が「日本人が泊まっているから」と無理矢理部屋まで案内して1組の日本人夫婦と出会う事に・・・
幸運にも「タビフーフ」と名乗るそのご夫婦は、これから私が向かう西アフリカを終えて中央アフリカに行く所だったのでお互いの情報を交換する。
アフリカ旅行者に何時でも足りない物は「最新の情報」だ、それが思いもかけない形で・・・それもナイジェリアならラゴスの様な巨大都市で定番の安宿に泊まっているのならまだしも、こんな北部都市で日本人旅行者に・・・それもこれから行くルートを通過してきた旅行者に出会えるとは・・・
ウェルカム・ボーダー以来、ツキはこちらにめぐっていると言えるだろう。
せっかくなので翌日一緒に観光することに。
そう、いままで巡ってきた中部アフリカ諸国とは違ってここカノでは・・・大都市とは言えナイジェリアの一地方都市に過ぎないこのカノでは俗に言う観光名所なるものが存在するのだ!
この事実だけでも「すでにここは中央アフリカではない」と言う事が出来るだろう・・・
マーケットエリアを目指して散策する。マーケット内はちょっとナーバスになって写真撮影はせず。
得体のしれないブルー・ペプシ、味は・・・???、それと右はノーマル。
商店街が並ぶ姿は中々圧巻!
そして観光名所の一つ、西アフリカ最古の染色工房
結構新しいモスク
右側の時計台はエミール・パレス(藩王の宮殿)の中
エミール・パレスの入口とテラス
そして地方都市なのに博物館まで!!
これは観光名所とは言えないが鉄道駅
ちゃんと運行(もちろん欠航や遅れはしょっちゅうだろうが)されているようだった。
夜は夜で私の宿泊している宿に移ってきた彼らと久しぶりに日本語での会話を楽しむ。
彼らは夫婦だがこちらはインディペンデント(独立した)ツーリスト、常に一人身だ、日本語には十分飢えている。
久しぶりに聞く日本語での会話に心地よさを感じながら夜まったりと過ごしていった。
このナイジェリアの北部都市カノ・・・
日本人旅行者に出会えて会話出来・・・
街も普通に観光出来るなんて・・・・
いままでの・・・
いままでの中部アフリカ観光は一体なんだったんだろうか?
ここはプロフェッショナルとしてこう言わせていただこう・・・
この街は・・・
まさに「サプライズ・シティー」であった・・・
と・・・
バス停には大型バスが並ぶ、これもカメルーンのヤウンデ⇔ドゥアラ間のターミナル以外では久しく見なかった景色