ケニア
アフリカ大陸東部縦断ルート中、最大の難所の一つといえるのがエチオピアとの国境であるモヤレからケニアの首都ナイロビまで移動するこのトラック。
むき出しの荷台に人を物と一緒に積載し、バンピー(でこぼこ)な路面を走るので人が荷台で跳ね、そして木の枝をよけるためにしゃがむその有様はなつかしのスーパーマリオさながらな事から、この愛称がつけられている。
荷台にも種類があり、豆等の食料品ならまだしも牛と一緒に荷台となると「果たして自分は人なのか?それとも家畜なのか?」と人生に深い哲学も与えてくれる。
またこのトラックで前座席に乗ると、荷台で跳ねる荷物や家畜達(注:旅行者、現地人を含む)の状況等になんのおかまいなしにくつろげ、王侯諸侯のVIP気分を味わえること間違いなし、後ろの庶民の苦難をみつつ自分は優雅にドライブを楽しむという天国と地獄の落差も味わえる。
西、中央アフリカ諸国では標準仕様ながら東部アフリカでは希少な存在であるこのスーパーマリオトラック。
今後も旅行者達に楽しんでいただきたい、そんな逸品である・・・
当時はそれ程写真を撮らなかったのでこのトラックを外から撮った写真はないのでルート上の写真を・・・
尚、余談ながらこのプロフェッショナル、前座席をゲットして王様気分になっていたことは・・・
言うまでもない事実であろう・・・