プロの日常・・・(サンパウロ・ブラジル)

Category: 謎3rd 南米編

2008.07.18(金)


 私はプロフェッショナル・・・

 「観光マシーン」の名を欲しい儘にする旅行界たった一人の漢である・・・

 通常記事に書くのは1日の内のほんの一場面のみだが、今回は特別に「プロフェッショナルが送る一日」がどのようなものであるか?

 それを書き記したいと思う。

 これを読めば私が如何に隙の無いスケジュール、そして無駄の無い、「観光効率第一主義」とも言える動きをしているか?納得の行く事だろう。

 「ミスター・パーフェクト」

 と呼ばれるこの私の動きは他のアマチュアの旅行者の十分な参考になるだろう・・・



 今日の起床は0800時だ。
 現在はサンパウロの鹿児島県人会館に泊まっている。

 通常は旅行者を泊めるような場所ではないが現会長の理解もあり特別に旅行者に向け開放しているのだ。

 鹿児島県人会館の中、鎧兜、それも島津家。そして中にはプール
 

 起床してすぐに先ずは洗濯だ。

 ちなみに私は下着を2セットしか持っていない。ユニクロ製のTシャツは壊れることをしらず、アシックスのスパッツも1年は十分に持つ、そして靴下も破れない頑丈なものだ。わざわざ荷物になる換えの下着を持つのはナンセンスである。ただ替えがない分こまめに洗濯をしなければならないが・・・


 そして若干の休憩を挟み、0930時ころに外へ出る。
 
 早速観光と行きたい所だが今日は航空券の発券絡みで先ずはネットからだ。

 東洋人街のリベルタージへ行く。

 ちなみに今日はShuhei氏「Compilation of travel」も一緒である。


 大阪橋にある鳥居


 ネットを約2時間、ブログのアップをしつつ航空券を購入。

 先ずは一安心だ。

 1200時、ネットを終え朝食兼昼食を。
 今日は昨日見ていて気になっていたたこ焼きだ。

 うーん、見た目からしてやばいです。おいしそう~
 

 味はまあまあだが・・・サンパウロでこのクオリティーは泣かせる・・・


 そしていよいよ観光へ、サンパウロは大都会だがメインの見所と考えればそれほど多くある訳ではない。今日の午後に一気に勝負を賭け、余りを明日すればいいというのが基本的な考えでいいだろう・・・

 先ずはメトロに乗ってヘプブリカ(共和国)広場へ

 ヘプブリカ広場



 ここから歩いてサントドミンゴ教会を目指す。この途中に市立劇場や郵便局もあるので道中外観を眺めながら進めば効率的だ。

 途中のイタペティミンゴ通り


 そして市立劇場に差し掛かったとき、後ろから声が・・・

 「あんた・・・なんかかけられているよ」

 見てみるとズボンにチョコアイスが・・・ご丁寧にナッツまでついている・・・

 スーツを着た紳士風の男だがバックのポケットからすぐにティッシュを出すのが怪しい。

 とりあえずティッシュだけ受け取り100mぐらい離れた公園のへりに腰掛、ナップザックからティッシュを出して後をぬぐう。

 するとまた2人組の男が来て私の横に座っているShuhei氏に話しかけ、そして私の靴紐を突然指差しなにやら言ってくる。

 横目でちらっと見てもなおもしつこく言ってきたがその時私の横に座っていたShuhei氏の吸っているタバコにからだがあたり、そしてタバコの先がShuhei氏の体に当たり・・・
 怒った彼がブラジル人を追い払う。そして私に一言

 「そういえばデュークさんの後ろに人が居ましたけど荷物大丈夫ですか??」


 『・・・』


 荷物から目は話していなかったので幸いにして無事だったが・・・

 この一連の流れ・・・最初から最後まで仕組まれたものだったに違いない。全員がグルだ・・・

 しかし以前「強盗多発地帯(ブエノスアイレス:アルゼンチン)

 という記事を冗談で書いたが・・・

 まさか本当に「チョコレート強盗(ナッツ付)」があるとは・・・

 私はツーリストだ。ただのケチャップ強盗ならそれも宿命と諦めはするが・・・

 大好きなチョコを無下に扱われただけにこれは許せない出来事だ!!


 市立劇場前の公園



 だが、ここで立ち止まるわけには行かない。

 「観光は遊びではないのだ、ビジネスなのだ!」

 どんなことがあろうとも予定の観光は続けなければいけない。

 ということで、チョコレート強盗(ナッツ付)のショックもさめやらぬまま観光を続ける。


 サンパウロのビル郡、そしてサントドミンゴ教会。
 


 さらには街の中心セー広場へ。

 カテドラルメトロポリターナ、正面には忍者のマスコット
 

 現在時1330時・・・街の中心部はこれにて終わりで次は移民博物館へ

 
 セー広場のメトロ改札口、そして降りた駅で撮った地下鉄の写真
 

 移民博物館に行く途中にあったカラフルなペイントの楽器店




 そして移民博物館


 再現された市電に蒸気機関車、土日のみの運行らしい
 

 そして中には世界各国の移民の人形が。日本もあるが・・・これはステレオタイプすぎでは?
 

 そしてここの観光を終えたのが1500時、微妙に時間が余っている・・・

 一度メトロでリベルタージ駅へ戻りShuhei氏と別れて私は気になっていた独立公園へとバスで向かう。

 ガイドブックに行き方が書いてあり、その通りのバスが来る。
 だが、私は念には念を入れ、車掌にガイドブックの写真を見せ、ここで降ろすようにお願いする。

 ガイドブックはあくまでも参考に過ぎない。情報は書類にかかれた時点でもう古くなっているのだ。
 だからこそこうしてすべてに完璧を期するのが正解なのだ・・


 そして・・・


 間違った場所で降ろされた・・・

 30分も離れた・・・


 ブラジル人、恐るべし・・・


 これが独立公園。そしてパウリスタ博物館、前の庭園のモデルはベルサイユ宮殿らしいが・・・
 

 見学を終えてShuhei氏と再合流すべくリベルタージのネットカフェへは1730時頃。

 今日予約した航空券のプリントアウトも必要だ。

 またしてもネットをしつつプリントアウトをお願いしたら1枚1レアル(約70円)
 これは劇高だ!
 思わず3回聞きなおしたが・・・

 物価の高いブラジルだ。まあしょうがないだろう・・・

 この後夕食を摂り、宿に帰ったのは2100時頃・・・

 宿についたら今日チョコレート(ナッツ付)強盗にやられたズボンを洗い、そしてガイドブックや本を読みつつ1200時頃に眠りに落ちる・・・




 かくしてプロフェッショナルの一日は終わりを告げるのだ・・・
 



 この



 「一分の隙も無いプロとしての一日」




 なんの波も無く、盛り上がりに欠けるものと感じるかもしれないが・・・



 まあ観光中の日常等、大体こんなものだろう・・・
 

 そしてこれが正しいプロフェッショナルの在り方と敢えて言わせていただこうか・・・

 





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