“自称”独立国・・・
こう聞いてピンと来る者は・・・
旅行界広しと言えども・・・
そうザラにはいない・・・
しかし、ここカフカスの3カ国の中に・・・
その“自称”独立国は存在する・・・
名を“ナゴルノ・カラバフ共和国”と言う・・・
ソビエト時代はアゼルバイジャン内の自治州だったが、独立を1991年に宣言し、その結果アルメニア-アゼルバイジャンが戦争となりアルメニア側が優勢に戦いを進めた結果、94年の停戦時にはこの元自治州の領土と隣接するアゼルバイジャン領の一部を制圧する形となり、現在に至っている・・・
ちなみにこの国家を承認している国は唯ひとつアルメニアのみであり入国もアルメニアからだけである・・・
また話はそれるが「ナゴルノ・カラバフ」のナゴルノの意味は「山がち」という意味であり・・・
ナゴルノ・カラバフとは「やまがちなカラバフ」というなんとも直球な名称であることも付け加えておこう・・・
ちなみに“このプロフェッショナル”がいままで訪れた“自称”独立国は「ソマリランド(ソマリ人の土地)」、「北キプロス」、「トランスドニエストル(沿ドニエストル)」の3カ国であり、北キプロスを除けば「何とも安直なネーミング」であったと言うことも・・・記憶にとどめて・・・
まあどうでもいい話だった・・・忘れてもまったく問題ない・・・
ちなみにこの国の首都「ステパナケルト」には「我らの山像」というのがあり独立後の新生共和国のシンボルとなり国章にも採用されているほどだ・・・
これは・・・
訪れるしかないだろう・・・
グルジアのトビリシからアルメニアの首都エレバンに到着してその翌日には早速エレバンをたち・・・
ナゴルノ・カラバフの首都、ステパナケルトへ一路向かう・・・
ちなみにここに入国するには「ビザ」が必要だが・・・・
私は持っていない・・・
しかし・・・
国境で「ステパナケルトの外務省で取得する」
と言えば何故か問題なく入国・・・
(翌日きちんと取得、ビザシールにも「我らが山像」が絵で入っている)
道中の看板にも・・・
早速国の象徴の「我らが山像」が・・・
夜遅い到着だったので・・・到着日は市内の散歩のみにする
街の中のレストランも・・・何となく「我らの山像」チックに見えてくる・・・
スフィンクスだが・・・なんとなく絵で見た「我らが山像」に似ているような・・・
そして翌10日・・・
市の北の外れにある「我らの山像」を・・・見に行くと・・・
「おおっ!」
いっ意外に・・・
「しょっしょぼいぞ・・・・」
一応アップなど・・・
そして意味もなく記念撮影など・・・
うーん・・・
国の象徴と言うからには・・・かなり巨大なものを想像していたのだが・・・
ちなみに大きさを比較しやすいように左側の像の鼻の下にタバコを置いてます・・・
「・・・・」
「・・・・・・・」
「これが国の象徴か・・・???」
切手にも採用されているぐらいだから・・・
国で最重要なモニュメントに違いはないが・・・
この程度の物で・・・国を象徴するようでは・・・
ナゴルノ・カラバフ共和国
アルメニア以外の国から・・・
「国家としての承認を受ける日は・・・」
「来ないだろう・・・・」
このプロフェッショナルをもってしても・・・
街のもう一つの見所、勝利公園に行って・・・
「頭を抱える」しか打つべき手段はないようだ・・・
勝利公園の「頭を抱える」モニュメント・・・