昨日「ゴリ」でスターリンを堪能したので本日はグルジアのもう一つの目玉・・・よく考えればまだ一杯目玉商品はありそうだが自分の中でのもう一つの目玉、「ムツヘタ」の町を訪れることにした。
ここは「グルジアの京都」とも喩えられるべき、誰が喩えたか知らないしあってるかどうかも分からないがまあ世界遺産にも登録されている教会もあり、トビリシから簡単に日帰りできる事から訪れるに値する町であろう・・・
ムツヘタは・・・まあまあに良かった。
かつてのグルジア正教の総本山「スヴェティ・ツホヴォリ大聖堂」は中々のただずまいを見せ、
これが「スヴェティ・ツホヴォリ大聖堂」
街並みも殺伐とした感のあるトビリシに比べればのんびりムードで落ち着けた。
残念だったのは丘の上の「ジュヴァリ大聖堂」まで行かなかった事だが・・・
丘の上のジュヴァリ大聖堂
それにしてもグルジアの過去の歴史から積み重ねられてきたその「センスの良さやその繊細さに感じ入る」には十分な経験となった事だろう・・・
ムツヘタ自体は小さな町なので午前中には観光が終わり、トビリシに戻ることにする。
トビリシ観光もまだ十分に済んでいないので・・・これを機会に見て回れば良いだろう。
早速トビリシに戻りムタツミンダ山の中腹にある聖ダヴィド教会へ向かう。
ここには19世紀と比較的新しく建てられた教会とパンテオン(名士の墓)があるからだ
聖ダヴィドも小さい教会ながらもグルジア人のセンスの高さを表現し、何とも言えない趣である・・・
聖ダヴィド教会
もちろんパンテオンも・・・
これがパンテオンの全景・・・
「んっ???」
「・・・」
「・・・・・・」
何が言いたい・・・・????
まあいいたった一箇所で・・・変なものがあったからといって・・・グルジア人のセンスの高さは疑う余地はないだろう・・・
メトロ(地下鉄)の駅の壁にさりげなく飾ってあった彫像だって・・・
「・・・」
何を表したい・・・?????
まあこんなのは稀な例だ!ナリカラ要塞からみたトビリシ旧市街の趣は・・・本物だ!!
ナリカラ要塞から旧市街を眺める。手前側の赤い屋根が密集している方が旧市街
トビリシといえば・・・その旧市街に真髄がある!!
モニュメント一つとはいえ・・・あだや疎かにしていないだろう・・・
「・・・・」
「・・・」
「・・・・・・」
「おろそか・・・・!!」
しかし・・・あれだけの教会の趣を作り出す民族が・・・何故こんな訳の分からないものを・・・
旧市街の中のちょっとした広場で・・・考えに考えたが・・・
私の気持ちはここで見た彫像と一緒だろう・・・
彼らのセンスのバラつき加減を理解するには・・・
私の「プロフェッショナル」な洞察力をもってしても・・・
「お手上げ」である・・・
お手上げ・・・・