14Hr(フォーティーン・アワーズ・副題[チベ鉄に乗って](ラサ:中国)

2007.07.11

 後ろ向きの自分の気持ちにケリをつけられないまま・・・


 朝0600に起きて準備して0645タクシーを捕まえ駅へと向かう・・・


 これがスタート地点のゴルムド駅





 列車は0733に出発だ、少し待ってからチェックインとなる・・・列に並んで自分の番にあわせて列車のチケットを準備し、旅行許可証はすぐに取り出せる場所に移動させる・・・

 そして私の番・・・

 ここは・・・チケットだけでOK・・・ってことは・・・許可証は今は要らないらしい・・・

 聞いた話だと厳しく検査されるとの事だったが、まあ楽になる分はいいだろう・・・

 大枚はたいてとったのでぜひともチェックしてほしかったような気も・・・




 早速席に着くと・・・予想とおり荷物を上げる棚は全滅、始発という訳ではないから致し方ないので、同じ席の乗客に満面の笑みで媚を売り、窓際に付いてるテーブルの下に押し込む。


 私の入った車内はこんな感じ、ちなみに硬座といって一番安いクラス。
 でもね・・・代理店に払った手数料を考えますと・・・軟臥(一番上のクラス)が取れる分ぐらいお金を出しているのですよ・・・ぅぅぅぅぅぅ・・・・





 一度外に出て列車の写真をとる

 「大事なのは”記録”だ・・・」


 ちなみにチベ鉄はこんな感じ!











 えっ?

 「チベ鉄って何??」

 って・・・


 チベット鉄道(ちなみに中国語では青蔵鉄道)の事なのですよ!

 そんな略し方しらないって???

 シベリア鉄道だってシベ鉄なのですよ!

 誰がなんといおうと私には”チベ鉄”なのです・・・

 「ハイ!その通りです!!」

 プロフェッショナルとして断言します!!






 若干話が反れてしまったがこれからの戦いは過酷だ!

 なんといっても先ず目的地のラサに到着するまでに標高5000mの地点を越えて行かなければならないからだ!
 スタート地点のゴルムドで既に2800m、一度5000mを超えて3500mのラサへ・・・
 飛行機以外でまだ私には経験した事のない高度だ・・・

 そしてこれを僅か14時間の内にこなさなければならない・・・


 こんな事が可能なのも私がプロフェッショナルだからに違いないのだ!!

 立ち向かう自然の厳しさに耐え、そして前人未到とも言える高度を超え、目的地に辿り着くことなど他の誰が可能なのだろうか??

 私、「デューク東城」のみ、その責務に耐えうるに違いないのだ!!!













 

 えっ??




 「お前ただ列車に乗ってるだけだろうって???」

 「それにゴルムドで日本人のお爺さんお婆さんたちのツアー客が同じ列車に乗り込んでいるのも見てるだろうって???」




 「・・・」



 「俺の事を深く詮索する者は・・・消すしか・・・」









 まあいい、何はともあれ「レッツラゴー」です。

 スタート地点ゴルムドの高度は2800m!これでも十分に高いのですぅ













 そしてスタートして間もなく・・・


 衝撃的な事実が・・・



 この「プロフェッショナル」に重くのしかかってきた・・・



 高度による「高山病」でもなく・・・


 年齢による「アルツハイマー」でもなく・・・





 下の写真をごろうじろ・・・


 なんとこの区間[ゴルムド⇔ラサ間」はきっ禁煙・・・







 「ああああぁぁ~・・・」


 飯は一日3度で済むが・・・タバコは最低20は下らないのにぃ・・・


 それに中国の鉄道は必ず繋ぎ目に灰皿があるから禁煙しなくて良かったのにぃ~・・・


 よりによってこの「区間」だけなんて~・・・






 よし!途中駅だ!!途中駅しかすうタイミングは無いだろう!!!





 2時間ぐらいたって・・・最初の停車駅・・・ドアすらひらかず・・・



 「うっうっうっ・・・タバコ・・・タバコ・・・」




 そんなこんなで高度4500mを超えていく・・・


 たまには景色などアップしても良いのでせう・・・
 禁煙の無聊を慰めるためには・・・





 はっ!!




 そう言えば、世界最高高度にある駅がこの路線にあるのだ!!
 ここで降りて「世界最高高度」を制覇した「プロフェッショナル」とならねば・・・


 
 あっそろそろだ、ごっ・・・5000mを超えた・・・!!!







 あっあれっつ・・・???

 駅が・・・ってスルーかよ!!!





 「世界最高高度の駅に降り立つ夢がぁぁぁぁぁ~!!」






 そしてピークは過ぎました・・・





 「うむぅぅぅぅ~タバコが・・・タバコが・・・・吸いたいのですぅ~・・・」





 その後停車した駅でも・・・乗客の乗り降りはあれども・・・おろしてももらえず、タバコも吸えず・・・


 「あうううう、ニコチンが・・・体がニコチンを・・・」




 こうなればちょっと変化球!
 これぞほんとに「世界の車窓」から





 「まだ、おタバコは吸えないのですかぁぁぁぁぁ~!!!」







 そうこうしてるまに・・・夜の1000時になって・・・


 ようやくラサ駅に到着・・・




 ダッシュでおりて深呼吸して一服・・・・ようやく人心地を得る・・・・



 今回の14Hr・・・・



 景色の良さよりも、そして世界最高高度を走る鉄道にわざわざ乗った事も・・・








 すべて「禁煙の辛さ」により吹っ飛んでしまっていたということは・・・



 この「プロフェッショナル」を持ってしても「チベ鉄恐るべし」と言わざるを得ないだろう・・・






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