潜入!赤の巣窟…!(ブダペスト:ハンガリー)

2006.11.28


「コミュニスト…」

 ソビエト崩壊以降、その数は激減し、もはや過去の遺物と思われ始めているがそれは間違いであった。ナチスの残党が第2次大戦以降に南米に息を潜めていたように、彼らはこのハンガリーで虎視眈々と再起を狙っていたのである!!


 兆候は簡単に発見できた。観光案内所で貰える地図やパンフの裏に大々的な「赤狩り」のキャンペーンの広告が印刷されていたのである。

赤狩りの広告、決して彫刻公園の宣伝ではない!



 当然私は「プロフェッショナル」として”事の真偽”を確かめに行くことにした。


 市内から約40分、トラム、バスと乗り継いで郊外にある彼らのアジトに潜入する。

 郊外にあるアジトの入口



 中にはこんなモニュメントが…でもたった36体…、思いのほかにショボイ…


  
 この調子ではここはたいしたことはない、赤の残党はやはりもう少ないのだろうか?


 彼らの資金源である”ショップ”を訊ねてみる。


過去の偉人をワールドツアーTシャツにして資金源に…


裏には各国の共産化した年度が…、恐るべしシンプルレッドバンド、音楽に載せて”赤化”させていくとは…


もっとも偉大な三人のポスター、(レーニン、スターリンに毛沢東)、現在のコミュニストの資金源…


 まあセンスは兎も角、過去の偉人の名前にすがるしかないのが現在の”コミュニスト”共の限界を示しているのだろう…

 やはりもう”コミュニスト”は過去の遺物であろう、残党といってもこの程度なら恐れる必要もない…



 私はそう思って郊外にある彼らのアジトを後にした。




 しかし、事実はそうではなかった!!



 彼らは大胆にも世界遺産にも指定されている中心街の大通り、アンドラーデ通りに”巣”を作り、再起を謀っていたのである!!

 「テラ-ハウス(恐怖の館)」の名を借りて…



 私は決死の潜入を試みることにした。

 早速外から一枚、写真を撮影する。

世界遺産に指定されているアンドラーデ通りにある”赤の巣窟”


 そして彼らの奥部へと潜入していく、この後は”撮影禁止”なのですべて”隠し撮り”である…、彼らの現在の力を少ないショットながらもなんとか撮影に成功したので載せていこう…

 まずは武器だ、彼らの主力は何であろうか??あっ!コイツだ…

 現役の戦車が隠されて…


 薄暗い中を進み、エレベーターに乗ると映像が語りかけてくる…

 薄暗いエレベーターの中で見た映像


そして地下に到達すると…そこには…


 政治犯等を収容するための地下牢…


 さらに

 絞首台まで…




 恐るべきは”コミュニスト”である。政府当局の目を逃れ、市の中心の大通りにこんな”巣窟”を築き上げていたとは…


 これは私が「プロフェッショナル」だからこそ、気付き得た”事実”である。

 ちなみに蛇足だが

 「”郊外のアジト”は大人600フォリント(約360円)、学生450フォリント(約270円)、”テラーハウス”は大人1500フォリント(約900円)、学生750フォリント(約450円)」であったと付け加えておこう…






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