これはワルシャワ宿泊の2日目の事であった…
泊まっているユースが前日に2日分予約できなかったので朝レセに今日泊まれるかどうか確認しに行くと何やら東洋人の女性がえらい剣幕でレセに苦情を申し立てている…
言葉を聞くと日本語だ!
レセのお姉さんが応対に困って、そして私の方に「何の用?」と半ば助けを求める形で聞いてきたので英語で「もう1泊したい」と告げると、その日本人が急に私の方を向き、こう告げる
「ここ泥棒でるよ…」
どうやら何か盗まれたらしい、私も彼女の言葉に困り、もう1泊取りやめるべきかどうか躊躇して悩み始めると彼女は言葉を続けていく…
「ロシアでも3つ星ホテルで泥棒にあったよ…」
「だいたい善意でユースホステルをやっているのにこんな所で泥棒するなんて…」
(そして何故か私に)
「もうこっちにこないで!!」
(そして強い口調で)
「だいたいユースに泊まる日本人なんて全員中国人よ!!」
(おいおい、そいつは中国人にも日本人にも失礼な言い草だ...、それにあんただってユースに泊まったんだぜ)
私が彼女が何が言いたいのか図りかねていると、さらに駄目押しで何故か私に
「こっちにくるなっていったでしょう…」
と吐き捨てた!
「???…」
私はただ宿泊を延長しようとしてレセに行っただけである...、彼女も始めて見たし彼女の荷物だか貴重品だか何を持ってるのか等とは知る由もない...
それなのにこの言われ様...
彼女は盗難にあった傷心からか意味不明なことを叫びながらユースから出て行った。
彼女に暴言を吐かれて傷心した私を残して...
それに日本国籍のパスポートを所持しているのは確かだが「国籍不明」を売り物にしている私である!!
彼女によると
「どうやら私の正体は盗人の中国人」
らしい...
それにしても...
う~ん、ショック!!
写真は文中とは無関係な衛兵の交代式