出エジプト記(アスワン:エジプト)

エジプト




2004.12.27(月)


今日はいよいよ国境越えへのスタートだ。

アスワン駅からハイダム駅に向かう列車のチケットを購入し、アスワン駅で待っていると個人旅行者らしき日本人が4,5人いる。

少しばかり会話は交わしたが彼らはお互いが顔見知りらしく私としてはなんとなく溶け込みずらい雰囲気となっていた。
アフリカ大陸最初の国境越え、私は若干ナーバスになっていた。だが、何故か彼らと行動を供にしようとはいう考えは湧かなかった。結局少し話しただけで彼らとは別のところに座席を陣取った。

発車してしばらくすると対面に座っている大柄な男が流暢な英語で「お前さんは日本人かい? スーダンに行くんだろう?」と声をかけてきた。

私は『その通りだがあんたはスーダン人か?』と聞き返す。

聞けばアデルと名乗るそのスーダン人はエジプト人と結婚して現在カイロに在住。帰郷のためにこのルートをもう10数回と通っていると言うことだ。

ここでふと頭によぎったのはガイドブックにあるスーダン人の特徴を示した台詞「とにかくスーダン人は親切! アフリカ1親切な人が住む国家。」というくだりである。

私は躊躇せずに彼に同行を申し込む、彼も快諾してくれた。これで多分大丈夫だろう。

ハイダム駅に到着すると彼は慣れた感じで私を案内する。
イミグレーションは難なく通過、アフリカ大陸最初の出国という事で気合が入っていたが拍子抜けするくらいにあっさりとしたものだった。
私が乗るのはフェリーと呼ぶのがおこがましい老朽化した貨物船だった。チケットは2等席、何のことは無い木のベンチの自由席だがアデルは的確に動いて私の分までたちどころに確保していく。心強い相棒だ。

出発時間はあってないような物だった。船に乗り込んだのは1000時頃だったが、積み込みが中々終わらず結局出たのは夕方の1700時、イメージしていたアフリカがここにあった。

出発してからはやる事がない。
デッキの上と座席を行ったり来たりしながら時間を潰しつつ、最初の1日が過ぎて行った。




2004.12.28(水)

朝起こされてデッキに行くとナセル湖の上からアブシンベル宮殿が見える。

貨物船から見たアブシンベル神殿


船は順調にとろとろと進み国境線を越える。が、湖の上に国境線があるので実感は全く湧かない。こうしてアフリカ最初の国境越えは何の変化も感じないまま終わってしまった。


スーダン


船がワディ・ハルファに到着したのは1200時頃、アスワンのホテルを出発してから約28時間かかってナセル湖を縦断したことになる。

パスポートは昨日の夜船の係りに預け、朝返してもらってみてみると入国審査は終わっていたのでイミグレに行く必要は無い、ただカスタム(税関)で荷物の検査を受ける必要はあったので、船から下りて簡単な検査を受け、スーダンの地へと足をつける。


いよいよアフリカ2ヶ国目だ。


金のない今、急務は両替だが、これもアデルや他の知り合ったエジプト人達が私についてくれて適正な価格で両替する事が出来た。


改まって町を見渡すとビックリするくらいに何もない。これからの道中が少し不安になったがアデルもいることだから何とかなるだろう。






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