2006.12.20
アルバニアと言う国がある...
私にとって東欧最後の国であった...
ここは国としてスペシャルであった。
まずモンテネグロからの入国方法が気に入らない。距離は殆ど離れてないくせに首都間をつなぐダイレクト便が無く、乗り継ぎでやらなければいけないので面倒くさいことこの上ない。
それにここはヨーロッパの中にあってヨーロッパを全く感じさせない…
首都の中心地を除けば道はボロボロで郊外には戦時に使用されたミニトーチカが点在し、廃虚になった工場やトタンの上に石を乗せて屋根をつくっているような貧しい家…、それと鉄道に乗りたくてわざわざショコドラという北にある都市から首都のティラナに行ったのだが何せボロい…。モンテネグロでも鉄道をりようしてちょっとボロいと感じたのだがここのは群を抜いている…。車両のドアや座席の窓ガラスは所々抜け落ちて冬だというのに暖房もなし、この酷さは別格だった...
それに他の旅人たちから彼らの国民性を語るときに「ヨーロッパでベストホスピタリティーを持っている」と言われていたのだが、鉄道に乗った時大分つかれていたのに若い現地人が何彼となく話しかけてきて全く休めず、ティラナについて 歩き始めたら[ちんちょんちゃん]と言われ、ベラティに行った時は城で子供が頼んでもいないのに勝手についてきて色々説明して最後は[マネー]...
「ねずみ講を国全体でやって破産した」
と噂では聞いていたが、噂に違わぬ良い腕前だ...!!
それにこんな感覚を味わったのは「西アフリカ以来」だった...
確かに親切な人もいるがそれ以上に「非教養丸出し」の人間が目に付いてしまう...
私は「生粋のヨーロッパツーリスト」としてこう思った...
「ここはヨーロッパなどでは断じてない!ちょっとましなアフリカだ!!」
と...
しかし、首都のティラナでこんなものを見かけた...
あっ!!こいつは私の大好きなお馴染みの...
早速中に入る、んっ??何かが変だ...!!!
あっ!良く見ると...
へっ...「コロナット...」って...
メニューも何か大分違うような...、まあいい、注文だ!!
うむぅ~...ピザなのですよ...!
味に異存は無いが何かが物足りないような...
若干狐につまされたようななんか変な気分だ...よし!もう一度行って見よう!!!
中に入り反対側に回り込む...
あれっ...違うコーナーもあるぞ...
そうそう!!これなのですよ!これこれ...!!!
早速注文する...野菜のないのはコイツですな...!!!
「ベーコン&ベーコン!!」これはオリジナルの出しているものより旨いかも...???
釈然としない何かは残る...
何かの「パクリ」には違いないのだが...
「このクオリティーにメニューの豊富さは...」
「うーん!ナイスです...!!!」
この1件で私はこう断言する!!
「ハイ!!ここはヨーロッパです!!」
ヨーロッパエレガントツーリストの私が言うからには間違いないのだ!!
アルバニア...これこそまさに「ヨーロッパ」である...
あっ!このキャラ!!どっかで見たことが...