ツバル
フナフチ国際空港のある主島であるフォンガファレ島
(地図の出典: 国際機関太平洋諸島センターより)
数多くある今迄訪れてきた国際空港の中で、この空港を唯一ゴルコ遺産に認定したのはそのあまりにも自由奔放な運営方針からだ。
フライトが無いときはサッカー場、ラグビー場、市民の憩いの広場として用いられ、もちろん滑走路の端から端まで縦断可能。フライトが来るときであってもチェックインしてからも空港外に出て、喫煙しようが何しようが間に合えば構わない、ボーディングパスは手書きでオンラインの座席指定は無意味だし、セキュリティーゲートは長机を二つ並べてその間にセキュリティーが立って、探知機で手探りで危険物を探すという、これまでの国際空港の概念を覆す、空港兼国民広場だ。
ナウルでもジブラルタルでもここまでハッチャけていなかった・・・
他にも政府バスが日本の幼稚園のお下がりであったり、観光客に人気の郵便局の切手売り場がドン・キホーテ以上の宝探しだったり、何故か需要がこの国でしかなく、多分コストを考えると全く元が取れないと思われる独自硬貨を発行するなど、突っ込みどころ満載のこの国ツバルだが、この国際空港のフリーダムはそれらすべてを超越するものとして、この国の代表的な見物としてG遺産に登録しようではないか・・・
※新空港ロビー建設の看板があったので、数年後には一部何か制限されるかなくなるかも(例えば手書きのボーディングパス等)?
フナフチ国際空港到着時
政府バス
郵便局と中の切手置き場スペース
滑走路、遊んでいる人もちらほら見える
滑走路の中央付近、横断するルートになっているのでタイヤ跡がはっきりとついている。
空港脇のサッカー場で試合もやっていた。
空港と搭乗券。私が入ってしばらくして机二つを入口に縦に並べてセキュリティーゲートを作っていた。
フナフチ国際空港、看板は新空港計画。消防車には日本の国旗。最下段左は滑走路に入った犬を追い払う4WDの雄姿
到着した飛行機