チュニジア情報（2006/3/6-22)


全般：地球の歩き方などガイドブックもあるのでここの情報は私が実際に利用したものを掲載する事にとどめる。シーズンは私のいた時期が丁度オフシーズンからオンシーズンに変わり始めた時期で私はオフシーズン料金だったがオンシーズンになるとホテル等は値段が上がるので注意する事。


１:ＶＩＳＡ:９０日以内の観光目的の滞在は不要

２:両替情報(通貨はチュニジアディナールTDにて表記、補助単位はミリウムで1000ｍ＝1TD、記事では小数点以下の数値で示す)
　銀行で１Euro=1.600TD、１US$=1.335TD前後、色々回ったがそれほど差が無かった、日本円も可能で1.1244TDぐらい。尚、T/Cの表示もあった。ATMはVISA、Master共に可能
　空港では余ったチュニジアディナールの再両替が可能、両替したときのレシート(ATMも可)が必要となる。


３:経路情報

一般:乗合タクシーはルアージュと呼称する。一般的にバンの改造型で７-９人乗り、ローカルな場所では乗用車型シェアタクもある。また鉄道は便数は少ないものの快適。

3-1:アンナバ(アルジェリア)→チュニス:詳細はアルジェリア情報を参照、到着はメディナの市の中心側の入口のPlace de la Victoire(門がある)付近。

3-2:チュニス→スース:鉄道:１等8.250TD、２等6.500TD、3/10/0905発→1100着

3-3-1:スース→ガベス:鉄道:２等10.500TD、3/13/0800発→1200着
3-3-2:ガベス→マトマタ･ヌーボウ:ルアージュ:1.300TD、所要30分
3-3-3:マトマタ･ヌーボウ→マトマタ:ルアージュ:0.700TD、所要20分
3-3-4:マトマタ→ガベス:バス:1.720TD:所要1時間

3-4:ガベス→タタウィン:ルアージュ:6.100TD:所要2時間
3-4-1:タタウィン⇔クサール･ウレド･スルタン:ルアージュ:1.500TD:所要30分
注:クサール･ハッダダ行は朝のみ、ウレド・スルタンは頻発(といっても待つが)
タタウィンの長距離バス･ルアージュステーションは郊外1.5kmぐらい離れていてウレド･スルタン行のルアージュのあるスーク(市の中心)付近まで徒歩で20分程
尚、タタウィンがクサール(ベルベル人の倉庫兼集会場)の基点となる街

3-5:タタウィン→チュニス:Bus-Train:21.250TD+0.050TD(Bus Sta使用料:3/14/2100発→3/15/0830着、(ガベスで鉄道に乗換える、鉄道は1等、予定は0600着だったが遅れた、この他にバスでチュニスに直行するものもある)

3-6:チュニス→マルタ:飛行機(AIR MALTA):376.5TD(マルタ経由のカイロ行の値段、マルタまでの片道なら125TD程度):3/19/1700-1800


４:国境情報
4-1:アルジェリア側ボーダー:非能率的で時間が掛かった以外は特に問題無い、但しカスタムで外貨申告とチェックがあり一々全部所持金を検査され、また申請用紙の証紙代が１TDかかった。
4-2:空港では外貨申請用紙のチェックすらなかった??


５:都市情報

全般:価格についてはコーラのビンが0.350-0.400TD、水1.5ｌが0.400-0.500前後、煙草は1TDぐらいからある。食事はPizzaが2.5TDぐらいから、シュワルマサンド等は1.8TDぐらいから見かけた。

５-１:Tunis(チュニス)

Ａ:宿泊

A-1:Grand Hotel de France:19TD:シャワー朝食暖房付、またシャワー朝食無しの部屋は15TD。他にも付近に似たような宿が多数あるが、料金と設備から見て新市街ではここが良かった。その他にメディナの中には安宿が多数ある。

A-2:Hotel Commodor:20TD:シャワー、バス、朝食、TV付、部屋は清潔でキレイ、バスはお湯につかれるので良い、朝食もパンにバター、ジャム、チーズにヨーグルト、ジュース、コーヒーまで付くのでHotel de Franceより格段にお得。Central Marcheの前、二つ星。

Ｂ:市内交通:大きな時計台(Place 7 Nov.)から日本大使館付近(Cite Mahrangene)まで51番のバスで0.300TD、タクシーはメーター制で昼間時の初乗り0.370TD、日本大使館まで渋滞事情によるが2-3TD。昼間時はTarif1を確認してメーターの作動を見ておくこと。
メトロ(市電)は0.300TDから距離に応じて料金が変わる。
　それとチュニス駅付近の呼込みのタクシーに注意、法外な値段を吹っかけてくる場合が多い、15ｍぐらい歩いて脇道に出て流しのタクシーを掴まえた方が賢明。こちらはきちんとメーターでやってくれる。
　空港へはTunis Marine付近のバス停から635番のバスで0.450TD、約20分

Ｃ:通信（ネット）:Av Habib Bourguiba沿いにある大きな時計台付近のPublinetで日本語タイプ可能、7台中4台にインストール、毎回涙目になって、てんやわんやしながらインストールしたのでおばさんの店員が覚えているかもしれない。基本的には1100-1900しかやっていないので注意、市の中心にネットカフェを殆ど見かけなかった。

Ｄ:地図および観光案内所:鉄道駅前と大きな時計台のところに観光案内所がありパンフをもらえる。地図は鉄道駅のほうだけで貰えて、実用性のある良い市内地図が入手できる。またメディナの地図は使いやすい。また鉄道駅内にも鉄道の案内所があり全土の鉄道の時刻表の冊子が貰える。

Ｅ:見所

E-1:El Hana International:Av Habib Bourguibaにある５ツ星のホテル、屋上階にバーがあり、市内の全景が見れる。ちなみにコーラで1.800TD、ビールは2.800TD

E-2:Musee National de Bardo:6TD+1TD(写真代):モザイク好には垂涎物の博物館。コレクションは多数で見ごたえがある。行き方はメトロのNo.4でBardoで下車して徒歩３分程

E-3:Medina:世界遺産、詳細は観光案内所などで確認する事。マドラサは結構タダで入れる。

Ｆ:郊外の見所(近郊)

F-1:古代カルタゴの遺跡:Tunis Marine駅からカルタゴハンニバルまで鉄道(TGM)２等で0.650TD、効率的に回るならサランボ駅で降りて、最初にトフェへよって共通入場券(裏に簡単な地図があってその券で入場できる場所がわかる)、7TD+1TD(写真代)を購入してから周ると楽。カルタゴの見所は離れているので３−４時間ぐらいあったほうがい。

F-2:Sidi Bou Said:そんなにたいしたことはないがチュニジアで一番美しいといわれる街。カルタゴハンニバルから鉄道２等で0.410TD、ここからTunis Marine駅まで１等で1.100TD。ここにDar El Annabiという3TD入場料のアラブ伝統様式の個人を改装した博物館になっている。カルタゴのついでに時間が余れば寄っても良いかも…

Ｇ:日帰りで行ける見所(スース等も可能だが滞在したので別枠にしている)

G-1:ドゥッガの遺跡(Dougga):ローマ遺跡･世界遺産:3TD+1TD写真代:保存状態良好。歩き方ではテブルスークからタクシーチャーターとあるがチュニス→ドゥッガとバスで行き(5.540TD:チュニス北側のバスターミナルから、所要２時間)、そこから徒歩で40-50分ほどで南側の入口に行く事が可能。行きは軽い登りだが山の斜面に貼り付くような遺跡の全景が眺められるので良い。ちなみにテブルスークからタクシーをハイヤーすると8-10TD程かかるらしい。

G-2:ケルクアン(Kerkouane)の遺跡:フェニキア遺跡･世界遺産:3TD+1TD写真代:フェニキア人の遺跡は世界的に珍しい。ボン岬を周回しながら行ったが、行き方はTunis南のBusSta→El Haouaria(バス:4.500TD･所要２時間)→ケルクアンの分岐点(カルフォール･ケルクアンで通じる、シェアタク1.500TD、ケリビアまでも同料金)→徒歩片道３０分→Kelibia(シェアタク1.000TD)→Tunis(バス:4.730TD・所要２時間)。エルハワリア→ケリビア間はシェアタクを利用したがバスも当然ある。シェアタクは微妙にボッているような気がする。(区間の一部を利用しても全部利用したのと同じ料金を払ったので)

Ｈ:郵便:日本まで航空便5kgで36TD、ちなみに2kgまで15TDそれ以降kg毎に7TDづつ加算されていた。箱は郵便局で購入可能、5kg用の物で1.500TD

Ｉ:その都市で取得したＶＩＳＡ
エジプトビザ:1ヶ月シングル:２５TD、要写真１枚、AM申請PM受領、マルチは不可であった。尚。カイロでの空港の取得料を２５US＄と思っていたのでまあ安いと思ってしまっていたが、空港では１５US$、さらにスタンプも小さく、ここで取得するように１ページ潰す物ではなかったと後で知って死ぬほど後悔した。


５-２:スース(SOUSSE)

Ａ:宿泊:Hotel Claridge:19TD:トイレ、シャワー付、観光局の目の前で駅の近く。通常はシャワーのみだがトイレ付もある。料金は同一。お湯が不定期なので寒い時期にはお勧めしない。

Ｂ:市内交通:シディーヤヒア広場から長距離バス乗り場まで市バスで0.340TD、タクシーでも1-2TD程度

Ｃ:通信（ネット）:Publinetで日本語可能、郵便局からそのまま西に200ｍ程、2TD/1hr

Ｄ:地図および観光案内所:ONTTオフィスが鉄道駅からメディナに行く途中にあり地図が貰える。

Ｅ:見所:メディナは世界遺産、メディナ内のリバト(3TD+1TD)からの眺めが良い。モスク(2TD+1TD)はカイロアンで訪れる予定なら見なくても良いかもしれない。

Ｆ:郊外の見所(バスや鉄道の利用は時刻をよく確認すること、ルアージュ(シェアタク)もあるので困ることはないが…)

F-1:カイロアン:メディナは世界遺産、スースからバスで2.450TD+0.050TD(バスSTA使用料)約1時間、Hotel Continental前で降ろしてもらうと、観光案内所がその前にあるのでそこで共通入場券(6TD+1TD写真代)が購入できるのでそこから回るのが効率的。また政府観光局(ONTT)では地図が貰える。

F-2:スベイトラ:ローマ遺跡(3TD+1TD写真代): カイロアンからバスで4.500TD、約2時間、スースへはルアージュで8.500TD、約2.5時間

F-3:エル･ジェム:コロッセオ(6TD+1TD写真代)、世界遺産、現存するもので第３位の大きさで保存状態は良好、スースから鉄道で3.800TD、約1時間、鉄道でスースに戻るときは一度K.Sgihlaという所に行って戻る形となり料金も4.250TDなのでお勧めしない。


５-３:マトマタ(MATMATA)

Ａ:宿泊:Hotel Sidi Driss:14TD:朝食付、(夕食付は19TD、昼食まで付けると22TD)
スターウオーズの撮影でも使用された穴居住宅利用のホテル。

Ｂ:見所:穴居住宅。またHotel Sidi Drissの裏にMuseeがあり2TDと手頃