エジプト


2004.12.20(月)

ここカイロで最初にやるべき事は「スーダンビザの取得」である。

時計回りにアフリカを一周する為の第一関門はここから始まるのだ。

生まれて始めての海外でのビザ取得

持っているガイドブックの「旅行人」を入念にチェックする。
どうやら(ビザ代は約60ドル、取得には3-5日)ぐらいかかり、日本大使館からの推薦状が必要となるようだ。

この推薦状(以下レター)は昨日日本大使館に申請を出している。
そう言えば昨日は日曜日だったが、ここはエジプト、イスラムの国だ。祝日は金曜日になる。日本から来るとどうも不思議な感覚だ。

申請していたレターを受け取り、すぐ近くにあるスーダン大使館へ向かう。

彼らには英語が通じず、四苦八苦した物の何とか書類を書いて提出すると3階に通される。
恐らく査証の担当官なのだろうか?彼は私に料金は「100ドル」と告げ午後にまた来るようにと伝えてきた。

旅行人では3,4日かかると書いてあったが時間が見積もりよりもかからないのは幸運だが情報との料金差の40ドルは痛い計算ミスだ。

午後彼らに示された1330時に再度訪れるとあっけなくVISAシールの貼られたパスポートが手元に返される。

『・・・うーん・・・』

ボラれている訳ではないのだが、今一つ釈然としない何かがある。

改まって旅行人を紐解いてみると・・・

「ビザ情報 99年」

と、記事に追記が・・・

どうやらこのたった6年の間にビザ料金が値上がりしてたらしい・・・というよりも今年買ったこの旅行人が6年前の情報に基づいていたとは・・・

この私を持ってしても予測できない値上げをしてくるとは「スーダン恐るべし・・・」

いや6年前の情報をそのまま乗せて店頭に並べて売っていた「旅行人こそ恐るべし・・・」

いやいや99年の情報だという事に今の今まで気づかなかった「この私のボーンヘッドこそ恐るべし」
というのが正解だろう。


何にせよビザは取得出来た。カイロの観光はまだ終わった訳ではないが気持ちは先へ急いでいる。
私はラムセス中央駅に行き、次の観光地と決めていたルクソール行の鉄道チケットを買いに行く事にした。

その途中、横断歩道を渡ろうとしている私にやけに親切に話しかけてきた男がいた。
4回日本に行った事があるといい、「家にちょっと寄っていけよ」と言われて付いていくとそこは香水屋。
壁にはモハメドアリ等の有名人と一緒に写った写真や日本人と一緒に写った写真等がある。
こんな物を見せてどうするつもりかと思っていたら“ようは香水の勧誘”だ。全く興味が無いので『じゃあ』と出ようとすると「コインを集めているから日本の硬貨をくれないか?」と言ってくる。
この先アフリカを一周するから私には当分日本のコイン等必要ない。1円と5円の端数を渡すと「もっと大きい額はないのか?」と言ってくる。
ちょっと悩んだが別にいいやと思い50円玉を一枚追加する。
しかし「日本に4回行っている」そして「コインを集めている」なら『もう日本のコインに不自由している訳などありはしない』という所に全く気付かなかったのはこの時の私の経験の無さなのだろう。

そうこうしつつラムセス中央駅に到着、数字の表記がほぼアラビア語だったので良く分からず、ガイドブックを参考にして窓口を3回も代えてようやくルクソール行のチケットを入手。

これで次の移動も決まった。

明日1日はカイロでも観光しよう。

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