スリランカ

マレ(モルディブ)→コロンボ(スリランカ)

基礎データ(2019外務省HPより抜粋し一部加筆)
1.面積:6万5,607平方キロメートル(北海道の約0.8倍)
2.人口:約2,103万人(2016年)
3.首都:スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ
4.民族:シンハラ人(74.9%),タミル人(15.3%),スリランカ・ムーア人(9.3%)(一部地域を除く値)
5.言語:公用語(シンハラ語,タミル語),連結語(英語)
6.宗教:仏教徒(70.1%),ヒンドゥ教徒(12.6%),イスラム教徒(9.7%),キリスト教徒(7.6%)(一部地域を除く値)
7.通貨:スリランカルピー 1Rs=100Cts(センツ) 100Rs≒110JPYで計算(2007年旅行時のレート)

※ブログの日付は旅行当時に合わせてますが、帰国後10年以上経てから記事を書いているので実際のアップ日は2019.02.18です。

2007.04.06(金)

 11:30時、マレから約1時間半のフライトでスリランカのバンダラナイケ国際空港へ到着。時差は30分進んだが特に変化は感じない。

スリランカ上空


 簡単な審査を経て入国、これで105ヶ国目だ。
 空港のATMで取り急ぎ当座の金をと1万Rs(11000円)下ろすと手数料が200円発生することが判明。
 毎回これだと嫌だなと思い、さらに2万Rs(22000円)引き出した。

 空港からスリランカ最大の都市コロンボまではエアポートバスがあり、料金は50Rs(55円)。
 料金は使用する座席数なので荷物を席に置くとこれに50Rsかかるため膝の上に載せ、1座席だけ利用する。
 12:30時出発したバスは14:00時にコロンボに到着。
 1時間半の移動に55円をケチってしまうのは長期旅行者の悲しい性とも言えるだろう。

バンダラナイケ国際空港とエアポートバス


 コロンボ市街に到着してまずペプシを飲む。

 カルチュラル・トライアングル、文化三角地帯と言われるスリランカ北部の遺跡など巡るお得な周遊チケットが購入できる、セントラル・カルチャー・ファンドに行こうとスリーウィーラー(3輪バイクタクシー、インドのオートリクシャーと同様)に乗るると200mも進まない内に「今日は休みだけどいいのか?」と言われる。
 最初に日程を組む時に、土日を避けて平日日中動けるようにチケットを取っていたに早速スカされた感じだ。
 『それならいいよ』とすぐに降りたが請求は最初の交渉時と変わらず50Rs。『ちっ』、舌打ちはする物の最初の交渉でキチンと確認しなかったこちらの不備もある、少し押し問答はしたものの結局料金は支払う事にした。

 『ふぅ~・・・』

 空港からバスでセーブした50Rsをあっという間に吐き出し、早速この国の印象が少し悪くなる。

 とは言いつつフライトで抜ける都合上、出国日も4/15(日)と既に決まっていて無駄に時間を使えないし、この後土日になると街の官公庁は死んでしまう。歩みは止められない・・・

 『それならば・・・』

 周遊チケットが現地で買えるかどうかは不明だが、もう北部に向かうしか選択肢は無いだろう。

 コロンボ・フォート駅に行き、インターシティーのエアコン車の、文化三角地帯でも一番コロンボから離れるアヌラーダプラ行のチケットを500Rsで購入する。
 

コロンボ・フォート駅


 出発まで時間があるので駅のツーリストインフォメーションに行くと、ツアーの斡旋が熱心でやや辟易とし、また外に出るとリクシャーの勧誘が多く、うっとおしい。
 流石にデリーやアーグラー、カジュラーホーと言ったインド北部の観光地程ではないが、インド南部のトリヴァンドラムとかと比べれば明らかにこちらが面倒で、またスリランカが少し嫌いになる。

コロンボ・フォート駅



 2時間ほどまって16:20時、列車は出発する。

コロンボ→アヌラーダプラ
 

乗ったインターシティー


 この鉄道は素晴らしく跳ねまくり、列車酔いを初体験することになると覚悟を決めさせるほどだったが、何とか無事にアヌラーダプラに20:25時に到着。

 歩き方に掲載されていたホテル・シャリニに宿泊を決める。

夕食は野菜抜きチャーハン


 雰囲気の良いホテルで、これでようやく落ち着ける感じとなった・・・


2007.04.07(土)

 朝は基本のんびりなので09:30時に朝食を摂る。

ホテルの朝食275Rs(約300円)とベランダからの景色


 アヌラーダプラ
 ここは2500年以上も前から10世紀までシンハラ朝の首都となっていたスリランカ最古の都で、インドから伝わった仏教がここから広まった為に聖地とされている古都だ。当然世界遺産にも登録されている。

 「歩き方」にここの見所は点在しているので、レンタサイクルで周るのが良いと書いてあったのでホテルに聞いてみると250(約275円)だったので迷わず借りる事にする。

 異国の地で異国の遺跡を自転車で気ままに楽しむエレガントで情緒的な旅行。
 母国日本を忘れ、気を休めるには丁度良いスリランカの片田舎の地方都市。
 それが聖地アヌラーダプラの良さだろう。

レンタルサイクル


 『・・・』

 『・・・・・・』

 『日本しか思い出せねぇ・・・』

 よりによってこんな所でしっかりと防犯登録までされた日本仕様の自転車にめぐり合うとは・・・

 とは言っても『スリランカ製のチャリに交換して』というのもリスキーだし、そもそもスリランカ製自転車ってあるのかどうかも不明だ。
 ここはこの自転車が盗品で無いことを願いつつ、日の丸と共にアヌラーダプラを楽しむと気分を切り替えるしかないだろう・・・
 
 10:30時、取り敢えず宿を出る。

アヌラーダプラ市街

市の中心からイスルムニヤ精舎までの景色、牧歌的


 最初に訪れたのは通称”ロック・テンプル”と呼ばれるイスルムニヤ精舎だ。
 ここの入場料は100Rs。
 そして周遊券外のこの場所で何故か周遊チケットが売っているので値段を聞くと40USD。
 どうせこの後の訪問予定の都市で周るだけ周るので買う事にする。
 また話を聞くと、ここでは学割は出来ないがコロンボに戻って事務所(初日に休みだったセントラル・カルチャー・ファンド)で手続きすれば差額分の返金を受けれるという事だ。

 『何だその今まで周った国で聞いた事も無い、摩訶不思議なキャッシュバック・システムは・・・』

 さらに持っていたガイドブックには学割は利かないと書かれているので、正規な係の人が言っていてさえ、どうも眉唾に感じてしまい俄かに信じ難いが・・・
 コロンボに戻った時に試さなければならないだろう・・・
 
イスルムニヤ精舎、

寺院裏から岩の上に登った景色。アヌラーダプラが高い所から見渡せる唯一のポイント

寺院裏から見たティッサ・ウェア(池)


 唯一の見晴らしポイントから全景も眺めたので後は流しだ。
 ここから北周りに遺跡を見学する。

中段:考古学博物館、下段右:ミャンマー寺院

上段:Dakkhina Tupa。下段:スリー・マハー菩提樹

スリー・マハー菩提樹:インドのブッダガヤの菩提中の分木をここに植樹したと言われている

スリー・マハー菩提樹

アヌラーダプラのシンボルと言われるウワンウェリ・サーヤ大塔

トゥーパーラーマ・ダーカマ

クイーンズ・パビリオン(ムーンストーン・サイト)

アバヤギリ大塔とサマーディ仏像

左上:クッタム・ポクナ(沐浴場)、中段:ジェータワナ・ラーマヤ


 室内に入る殆どの場所で靴を脱がなければいけなくなるのが面倒だったし、日中30度を越える酷暑の中での観光はぐったりとさせられるものだったが、それでも16時前には見所の全てを終える。

 これもレンタルサイクルの、それも日本製のレンタサイクルのお蔭なのだろうか?

アヌラーダプラ市街


 取り敢えずアヌラーダプラの観光はやり切ったと言ってよいだろう。
 満足して一日を終える。

上段:ホテル・シャニリ。
下段:20年弱使いファースト・ミッションでも活躍した指無し革手袋、そろそろ限界なので一度撮影


 明日はまた違う街へ向かうとしようか・・・

  • What’s new?(2024.02.22)

    「謎の日常」「レイバーキャンプ編」「国内観光編 」に新記事
    2024.02.22
    故郷は・・・(千葉)New!

    「謎の日常」「謎5thミッション国内車旅行編」「謎5th2nd北海道編 」に新記事
    2024.02.19
    第5任務第2話の終り(弘前:青森ー松戸:千葉)New!
    2024.02.14
    もう一つの半島(平舘ー弘前:青森)New!
    をアップ

    Facebookはこちら
    東城 皇司
    インスタグラムはこちら
    GOLCO31
  • Categories

    open all | close all
  • ETC・・・


  • リンク用バナー
    このページはリンクフリーです。

    にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
    人気ブログランキングへ