イラン
テヘラン→マシュハド(夜行列車)
基礎データ(2018外務省HPより抜粋し一部加筆)
1.面積:1,648,195平方キロメートル(日本の約4.4倍)
2.人口:8,000万人(2016年,世界人口白書2016)
3.首都:テヘラン(約800万人)
4.民族:ペルシャ人(他にアゼリ系トルコ人,クルド人,アラブ人等)
5.言語:ペルシャ語,トルコ語,クルド語等
6.宗教:イスラム教(主にシーア派),他にキリスト教,ユダヤ教,ゾロアスター教等
7.通貨:イランリヤル(IRR) 1IRR=100ディナール。10000IRR≒140円で計算。
※ブログの日付は旅行当時に合わせてますが、帰国後10年以上経てから記事を書いているので実際のアップ日は2018.10.21です。
2007.01.24(水)
テヘランを夜行で出てマシュハドへ向かう。
到着したのは朝の9時半。ここで見る物は決まっているので直ぐに次の鉄道のチケットを買う。
テヘランでもそうだったが、鉄道チケットなのに外国人は駅では買えず、旅行代理店経由での購入となるのが不可思議だった。
テヘランで他の旅行者から聞いていたホテルに行ってみたが、今一つ気に入らず、歩き回って60000レアル(約840円)でシングル・シャワー・トイレ・テレビ・冷蔵庫・キッチン付の宿にする。
年間2000万人とも言われる巡礼者が訪れる街だけあって、安い値段でも宿は充実していた。
マシュハド駅
イスラム教に2大潮流あり。
1.多数派で信者が選ぶ人物が指導者となるスンニ派
2.少数派で預言者ムハンマドの血を引く者を指導者とするシーア派
がそれだ。
そしてこのシーア派7代イマームのレザー(以下エマーム・レザー)の殉教地であることから、シーア派の聖地とされているのがこのマシュハドだ。
イラン旅行者たるもの、見逃してはいけない場所だろう。
聖廟とその博物館のあるハラメ・モハッタル広場(以下ハラム)を外から眺めて。
イスラム最大の聖地メッカが異教徒に閉ざしている事を考えると、他教徒が入れるイスラム教最大の聖地はここだろう。
残念ながら中は撮影禁止だったが、エマーム・レザー廟に祈りを捧げる信者たちの熱狂に、宗教とは何かを考えさせられ、そして改めて訪れて良かったと思う。
夕方、暗くなったマシュハドを歩き、ゴンバデ・ザブスと言われる霊廟を訪れる。
中は入れないと思っていたら、英語を喋れる教師を名乗る男が案内して中に入れてくれる。
最後はチップと軽く言ってきたが、先方もダメもとといった感じであったのか?こちらがやんわりと断ると、特段粘る様子もなかった。
ゴンバデ・ザブス
またハラムを訪れしばらくライトアップを楽しむ。
夜の聖地もまた良い物だった・・・
ハラム
夜食は、イランらしくないが、世界中大抵の場所で手に入るピザを20000レアル(約280円)で楽しみ、フランス煙草のジタンを吹かす。
ピザとジタン
聖地マシュハド巡礼は、満足のいく物だった・・・
2007.01.25(木)
出発はまたしても夜行だ。
のんびりと起きて、イスラムの聖地なのに西洋風のバーガーをブランチで摂って出たのは昼過ぎだった。
まず、訪れたのはバザール・レザー、要するに市場だった。
そしてネットカフェに立ち寄ったりしながら市内を散策する。
上段がバザール・レザー。最下段はハラム
16時前にやや早い夕食のサンドイッチを頬張り、出発に備える。
マシュハド駅付近
日が暮れて出発したのは18時。
マシュハド駅
1泊2日の強行軍だったが、マシュハドもまた満足のいく街だった・・・