クロアチア


基礎データ(2018外務省HPより抜粋し一部加筆)
1.面積:5万6,594平方キロメートル(九州の約1.5倍)
2.人口:約428.5万人(2012年:クロアチア政府統計局)
3.首都:ザグレブ(2011年:79万人)
4.民族:クロアチア人(90.4%),セルビア人(4.4%)等(2011年国勢調査)
5.言語:公用語はクロアチア語
6.宗教:カトリック,セルビア正教等
7.通貨:クーナ(HRK) 1HRK≒25円(2006年当時:実質22円程度だったがイメージしやすいように25円とする)

※ブログの日付は旅行当時に合わせてますが、帰国後10年以上経てから記事を書いているので実際のアップ日は2018.09.24です。



2006.12.12(火)

 ドブロブニク

 字面だけだと噛みまくりそうだが、発声してみると意外とすんなりと言えるこの街が今回のターゲットだった。

 到着した港で寄ってきた客引きは二人で、競合した結果、料金は一人は郊外で100→80クーナ/1泊、もう一人は旧市街内で200→150クーナ/1泊と倍近く違う値段設定だった。
 だが、コルチュラで旧市街に味を占めていたので、クロアチア最高峰ともいえる観光地、ドブロブニクも奮発して旧市街内に泊まることにした。
 
 ただ、私にとっては奮発でも宿主のエスマ(客引きの女性)には大出血サービスだったらしく、港から市内へ出るバス代の8クーナを払ってよとセコイお願いをされ、「それだったら泊まらないよ」と、断りながら到着。
 彼女の持つアパートは、旧市街の入口から近い、それもメインストリートのプラツァ通りから曲がってすぐという抜群過ぎるロケーションでしかも中はエアコンこそ無い物の、トイレシャワーキッチン完備とこの値段でこれ以上の条件は望めないほどの当たり籤だった。

 オフシーズン万歳

 心の中でガッツポーズをして2泊分、300クーナ(約7500円)を支払ってここに腰を落ち着けることにした。

 宿に不安要素が良いと観光にも自然に力が入る。

 早速アドリア海の真珠とも言われる、このドブロブニクの実力を確かめに旧市街の散策を始めた。
 
旧市街


 そして歩き始めて直ぐにここがクロアチア1の観光地と悟る事となった。
 ライトアップの仕方もあるし、石畳のツルツルさ加減もあるのだろうが、兎に角トータルでのバランスが良いのだ。
 
旧市街


少し離れて旧市街の全景を眺める


 歩き始めたら止まらない、色々と角度を変えてこの街が見たくなった。
 今日そこまで見る予定ではなかったが、少し高い所まで歩き全景を眺める。

やや高い所から眺めて


また戻って。


旧市街の入口周辺、ピレ門付近


上段;入り口から入ってすぐ、オノフリオの噴水。夕食のパスタ

ルジャ広場周辺



下段2段が宿の路地と宿内。 


 まだ夜しか見てなかったが、一発でこの街を気に入ってしまった・・・
 そんな初日だった・・・


2006.12.13(水)

 たった2泊で良いのか?
 自問自答する。

 旅行者が、その場所を目に焼き付けるのは一度で、そして一瞬だからこそ記憶の中に美しく残る。
 どれだけ良い場所でも、私はそこに残り続けようと思ったことは無い。

 全てを出し尽くし、最高の効率で最高の観光をする。

 それが私の今日やるべきことだった・・・
 
 
旧市街のプラツァ通り。石畳がツルツル!。朝食は52クーナの旧市街プライス





下段から次まで。ヨーロッパで2番目に古い薬局。


 旧市街の見所を矢継ぎ早に見る。
 そして次に狙うのはエルサレム(イスラエル)でもやった「城壁ウォーク」だ。

11:00時に開始。









 『満足・・・』

 旧市街はそれほど広くはない。
 一時間程のんびりと歩いて一周が終わる。 

 ここで一度観光を中断し、市バスでバスターミナルへ行く次の移動先のチケットを手配する。
 それでも次に見たい場所に行くには少し早い時間だったので、ATMでお金を引き出し、そろそろ少し貯まってきたコレクションの地図を郵便局で送ることにした。

新市街。下段が郵便局


 そうこうしている内に15時になる。
 そろそろ動くのに良い時間だ。

 目指したのはスルジ山、日没の早い東欧でここまで引っ張ってから登り始めたのは山頂から夜景が見たかったからだった。

市街からスルジ山へ


 道を外れるとまだ内戦時の地雷が残っていると言われている遊歩道をテクテクと登っていく。
 約1時間、400mある山頂に到着

山頂


 そこで見たのは破壊されたケーブルカーの頂上駅。
 そう、クロアチア一の観光地と言われるドブロブニクも、かつて紛争に巻き込まれた街だったのだ・・・
 (※2010年にケーブルカーは再開されてます)

 頂上にはバイクに乗ったテオと名乗る若者がいた、家は旧市街の入口のすぐ傍の新市街で、宿をやっているという。
  
山頂駅で


 誰も居ないこの山頂で、現地人の彼がいるのは心強かった。
 日が沈むまで二人で雑談しながら、アドリア海の真珠と言われるドブロブニクの見下ろした景色を楽しんでいた。

夕陽


 暗くなり徐々にライトアップされていく旧市街。
 それを見下ろす贅沢。

ドブロブニク。中段右は廃墟内


 さてと・・・

 日は完全に墜ち、暗くなったので彼も私もここから降りる事にした。
 別れを告げて先ほど登った遊歩道へと向かっていく

頂上から下まで。上段右は頂上にあった廃墟


 足元をヘッドランプで照らしながら、道を外さないようにのんびりと下っていく。
 眼下に旧市街を眺めながら降りれるのは至福の一時と言ってよいだろう。

戻って来た旧市街

 
 クリスマスが近いからかどうからかなのかは知らないが、何やらイベントらしく、教会で歌を歌っていた。
 それも派手ではなく厳かな物だったので、旧市街の雰囲気に丁度マッチしていた・・・

 夜は美味しいと書いてあったピザ屋で行く。

ルジャ広場


 ドブロブニクはこれでもう十分だった・・・


2006.12.14(木)

 名残惜しかったが09:30時にチェックアウト。
 市街を歩きバス停へ向かう。

ドブロブニク市街
 

 市バスでバスターミナルまで行き、次の目的地への長距離バスに乗る。

 10:00時に出発、これでこの街とはお別れだった・・・

 走り始めてしばらく、複雑な海岸線で見え隠れするドブロブニクを車窓に眺めながら別れを惜しんでいた・・・

バス


 ドブロブニク

 ラッキーもあって旧市街の中に泊まれ、がっつりと観光出来たこの街は、「アドリア海の真珠」の異名にふさわしい街だった・・・

  • What’s new?(2024.02.22)

    「謎の日常」「レイバーキャンプ編」「国内観光編 」に新記事
    2024.02.22
    故郷は・・・(千葉)New!

    「謎の日常」「謎5thミッション国内車旅行編」「謎5th2nd北海道編 」に新記事
    2024.02.19
    第5任務第2話の終り(弘前:青森ー松戸:千葉)New!
    2024.02.14
    もう一つの半島(平舘ー弘前:青森)New!
    をアップ

    Facebookはこちら
    東城 皇司
    インスタグラムはこちら
    GOLCO31
  • Categories

    open all | close all
  • ETC・・・


  • リンク用バナー
    このページはリンクフリーです。

    にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
    人気ブログランキングへ