ベラルーシ

経路図


2006.10.11(水)

 熱弁した割にはたった一日でミンスクを去り、次に向かった先はブレストだ。

ミンスクで泊ったホテル・スプートニク、一番下は乗ったミニバス、真中のゴミ箱がちょっとお気に入り



 ミニバスへ乗ってブレストへと向かう。

途中にあった森林



 距離としては約5時間半、朝10時頃の出発だったので到着したのは15:30時頃の事だった。

到着したブレストの鉄道駅とその周辺
 

 移動時間に関しては中途半端と言えるだろう、これぐらいかかるなら次の目的地であるワルシャワまで夜行の鉄道なりバスなり探して一気に行く方法も取れたがブレストに来たのはワザとと言っても良いだろう。ベラルーシの国土は広い、それにビザも取っている。首都ミンスクだけでなくせめてもう1都市ぐらいは見たくなっていたのだ。

 たまたま経路上にある都市を見ているとポーランドとの国境付近のこのブレストが「英雄都市」と呼ばれるような街だったので興味を引いて寄る事にしたのだ。

ブレスト市内


 
 英雄都市と名付けられたのには勿論訳がある、独ソ開戦し1ヶ月後にミンスクは陥落。ここブレストは当初あっという間に90%程壊滅したがその後抵抗を続け8月になりついに全滅するまで 戦い抜いた、その事から当時の英霊を讃えて英霊都市と呼ばれるようになったのである。

 当時の名残を残す物としてブレスト要塞がここにある。私は迷わず訪れる事にした。

ブレスト要塞へ



 今は博物館も内部に持つこの場所はブレストに来たならば見なければいけない場所だろう。

 とは思いつつ、道中にある鉄道博物館に不意に興味を持ち思わず立ち寄ってしまう。
 元から気ままな旅だ。こんな寄り道があってもいいだろう。


鉄道博物館。於いてある車両はペイントされてきちんと展示用に整備されていた。



 束の間の寄り道を終えて本道に戻る、今度こそブレスト要塞だ。

ブレスト要塞



 星形にかたどられたトンネルを抜けて要塞内へと侵入を果たす、目に着いたのは巨大なモニュメントだった。

要塞の中心部へ向かって、中段の写真がモニュメントとオベリスク。下段は別のモニュメント



 内部にはナチス・ドイツの侵攻により破壊された兵舎や城壁が残る。

旧兵舎



 それを見ながら巨大なモニュメントを眺めに行く。

モニュメント



 人気のそれほど無い要塞の中は静かに時が過ぎていく、ここがかつての激戦地とは思えない程だ。
 しばらく時間を費やしてから戻る事にした。

白い宮殿


ブレスト要塞から出て



 大通りに出て歩いて駅まで戻る事にする。

途中で見た看板



 要塞は要塞でありやはり特別な場所だ。折角ブレストに来たからにはその街並も少しは眺めてみる事にした。

ブレスト市街



 到着した時間が遅かったからだろう、夜はあっという間にやってきた。

ブレストの夜景



 地方都市なので見残したと思う物は特にない。

 ただこれだけは言えるだろう。

 このプロフェッショナルは

 「英雄都市を訪れたツーリスト」

 つまり

 「英雄ツーリスト」

 である。と・・・

 これからはヨーロッパ・エレガント・ヒーロー・東城とでも呼んで頂こうか・・・

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