Category: 激闘の記録!

あらすじ

舞台国南アフリカ共和国

そう、私の名前は貝原妖山(カイバルヨウザン)。私の主催する会には、世界中の街を練り歩き、「至高の街歩き」を堪能する「美街倶楽部(ビマチクラブ)」の主催者だ。この世界では知らないものが入ないほどの大家である。この「美街倶楽部」は私が認めた物だけ高い入会料金を払って何年か待ってようやく入会を果たすという敷居の高いものでありその敷居の高さから現在の会員は1名という少数精鋭を誇っている会である。もしこの記事を読んだものが入会を希望するならばこの“妖山”がじきじきに審査をしてやっても良い。

さて私には勘当した息子が一人いる。尼岡死朗(アマオカシロウ)などと母方の姓を名乗っておるが、ヤツが生意気にも「南アフリカ共和国」で「究極の街」等というふざけたものを準備してこの私に楯突こうとしているらしい。

ヤツほどの小童、このワシを前にして何ほどのことが出来ようか?この妖山、いままで20を超える数のアフリカ諸国の各都市を練り歩き、至高の街歩きもほぼ完成しつつあるのだ。

「死朗よ!貴様の未熟さでも思い知り、せいぜい赤っ恥でもかくが良い..!!」


舞台マップ






第1章:それまでの都市


私は今迄に東アフリカ、南アフリカ地域の各都市を訪れてきている。中にはジンバブエのハラレやケニアのナイロビといった大都市や、規模こそ小さいものの洗練されたモーリシャスの首都・ポートルイ等を練り歩いてきた私の都市観察眼はもはや「旅人としての最高峰を極めた」という凄みがあり、生半可な都市ではこの妖山を満足させる事などは出来やしないだろう。

今いるボツワナにしても、GNPの高さから中々の都会であり、郊外にあるショッピングモールが街歩きに彩を添えていると言ってよいとこだったがこの妖山を唸らせる程のものではなかった・・・

次は南アフリカだが「死朗」ごときが準備した都市がこの妖山の眼鏡にかなうことなどあろう筈がない。せいぜい首を洗って待っているが良い。この妖山が街歩きの何たるかを身を持って教えてやろう・・・



第2章:対決!「究極」対「至高」 第一弾 ヨハネスブルク!!

南アフリカ最大の商業都市、ヨハネスブルクには2005年6月21日、ボツワナの首都ハボロネから大型バスに乗って到着した。

街に近づくにつれ高層建築が増え、そして終点のパークステーション到着時には周りの全てがビルに囲まれる事となった!


到着したパークステーションとそこからの眺め



「むぅうぅ〜、なっなんという都会なのだ...!!」

死朗にしては中々に良くやりおる。しかし街全部をまだ見たわけではない。

ヨハネスブルクは世界一治安が悪い事で有名な都市でパークステーションの周りはダウンタウンと呼ばれ、日中で荷物を持っていなくても首絞め強盗に襲われるという治安の悪さだ。

「わしの宿泊する地区、ここでは死朗も大したことは出来まい」

宿泊先に電話をしてパークステーションまで迎えに来てもらう(注:南アでは治安の悪さから到着時に宿から無料で迎えに来てくれるピックアップサービスがあるのが一般的である)。私の宿泊する地区はイーストゲート、中心からいったら明らかに郊外だ。大したことはあるまい。宿について早速街歩きを開始する。


イーストゲート地区にあるモニュメント




「なっなっなんだ!この大型ショッピングモールは!!」

そこには今迄見た事も無い大規模で近代的なショッピングモールが2つも宿から歩いていける距離に準備されていた...

「くっ!死朗のヤツめが、この私にウインドーショッピングを楽しませるなどとは...!!」


さらにソエトツアー(ソエトはネルソンマンデラ氏の生家があり、アパルトヘイト反対運動の発祥した地でもある)の帰りに立ち寄ってもらったダウンタウン一の高層建築である「カールトンセンター」の屋上の展望台からの景色には度肝を抜かれてしまう。辺り一面「ビル、ビル、ビル」の海であった...


カールトンセンターからの眺め


カールトンセンターの中


そして夜景




「死朗!この都市はアメリカだな!!アメリカのテイストを織り込みやがったんだな!!」

正に山間に囲まれたマンハッタンといっても過言ではないその都市の威容はこの妖山の今迄の経験すらかすんでしまうものであった...

さらに南ア、そして南部アフリカ地域最大規模といわれる「サントンシティーショッピングモール」に行くと...、ビルの中に入っているそのショッピングモールはハイセンスな店がずらりと顔を並べ、溢れんばかりの品揃えがキレイにディスプレイされており、半日程度ならあっと言う間に費やしてしまうほど凄まじい物であった...

高級地区であるサントン地区とそこにあるショッピングセンターからの眺め






「死朗め!こんなものまで準備しておって...!!」


どうやらこの第一弾、「究極」の勝ちらしい...




第3章:対決!「究極」対「至高」 第二弾 プレトリア!!


南アの行政の首都(南アは現在2つの首都を持ち、立法と司法の首都はケープタウン)へはヨハネスブルクから到着、ヨハネスブルクではその都会に圧倒された感の否めないこの妖山ではあるがプレトリアは首都といった所で一見何の変哲も無いただの中都市という趣であった。

「ヨハネスではやられたがプレトリアとはこの程度か!死朗め、まんまと馬脚を現しおって...」

駅近くの宿から街の中心へ歩き始める。そして中心、「チャーチスクエア」に到着

「むっ!むふおう〜!!」

そこは歴史を持つ威厳のある建物に取り囲まれた重厚な空間を形成している場所であった...

チャーチスクエア





「死朗!オランダだな!!オランダのテイストをこの広場に取り込んでおるのだな...!!」

「くぅ〜!この私を試そうとするなどとは...!!生意気な〜!!」

この他にもユニオンビルディングといった歴史的な建造物やミュージアムの多さ、さらに大規模の動物園など訪れる者を飽きさせることは無い。ショッピングモールも多数あり、街歩きを十分堪能させられてしまった...


ユニオンビル


動物園からのプレトリア市内の眺め




どうやらこの第二弾も「究極」に軍配が挙がったらしい...





第4章:対決!「究極」対「至高」 第三弾 ダーバン


南アフリカ第2の規模を持つ都市ダーバン、ここにはスワジランドからバスで到着した。ここは海沿いの街でアフリカでは最大規模、世界でも第9位に入る港を持つ事で有名な都市である...

「ヨハネス、プレトリアではしてやられたが、もうこのダーバンで妖山にもう驚愕させる事など、死朗ごときではもう無理だろう...」

宿泊先から街歩きを開始する。いかにもゴミゴミとした近代的な都会だ。そんなに驚くには値しない。海岸までちょっと歩いてみるのも一興だろう・・・

ダーバン市街


その中心部





「何っ、死朗!何だこれは!!」

そこに見えたのは「アイススケートのリンク」であった。こんな物をこんな所に準備するとは...


※こんな所に・・・



そして海岸線、高級ホテルがずらっと並び、ビーチは大勢の人で賑わっている。ここはただの港のある近代的な都市ではなかったのか??その景観は中心地のただの近代的な街並みと明らかに一線を画しており、美しいといっても過言ではなかった・・・


ホテルの上から眺めたダーバン市街の海岸部



「くむぅうう〜!!死朗め、中々にやりおるわ!」


どうやらこの第三弾、「究極」にしてやられたらしい...




第5章:対決!「究極」対「至高」 第四弾 ブルームフォンテイン

南アの丁度中央付近にあるこの都市は旧司法の首都であるがさほど見所が多い訳ではなく訪れる旅人もそう多くはない都市だ。

「死朗め、この都市をうまく調理してこの妖山を楽しませる事など貴様には及ばぬ事だ...」

観光案内所へ行くと各名所が記されている「ブルームフォンテイン散策マップ」なるものが準備されていた。マップを頼りに散策すると、これが実に良く出来ており、効率的に見るべき場所を余すことなく散策する事が出来た。

ブルームフォンテイン市内




市内全景



「うぬぅ〜!」

しかもここには小さな池の周りにショッピングモールがあり、そこで食べた「レアのステーキ」は日本円で600円くらいと安価なのにもかかわらず、今迄食べた事もない程の美味で、まさに「本物のレアとはこれだったのか」と泣き叫びたくなるくらいの旨さであった!

ウオーターフロント地区




「死朗めが!この妖山に“本物の舌鼓”まで打たせおるとは...!」


どうやらこの第四弾、「究極」の後塵を踏む羽目になってしまったらしい...





第6章:対決!「究極」対「至高」 第五弾 ケープタウン

ケープタウンにはブルームフォンテインから到着、ケープタウンは南アフリカ一有名な観光地としてしられているがこの妖山はそんなものには騙されたりしない。だいたい観光地等というのはどこでも観光地化されてしまっていて面白みも何も無く、ただ有名だから訪れるといったところが相場であろう。

「死朗め、この妖山、いままではしてやられたが、もう貴様の考える事などはお見通しだ!貴様の実力が所詮その程度だという事を思い知らせてくれるわ!!」

ケープタウンも海沿いの街である。そして海にはウオーターフロントなるものがあり、ここに一大ショッピングモールが形成されており、大道芸人たちが集まり歌や踊りやパントマイム等を披露していることもあって一日中見ても飽きが来ない。さらに市内からすぐいける場所にはこれも大規模なキャナルウオークというショッピングモールまで準備されている。じゃあ街だけで自然はどうなのかというと頂上が皿状になったテーブルマウンテンが街のどこからも見え、またこのテーブルマウンテンからはケープタウンの複雑な湾の形状と見事にマッチした近代的なビルディングが立ち並ぶケープタウンの市内のすばらしい眺めが一望のもとであった。ケープタウンは「特級の自然と近代的な建築郡が美しく調和した街」ということに異論をさしはさむ事は出来ないだろう・・・

ウオーターフロント


テーブルマウンテンからの眺め


そして夜景





さらに日帰りスポットとしては有名な「喜望峰」や、ペンギンの生息する「ボルダーズビーチ」、またアフリカ最南端である「アグラス岬」(喜望峰は最東南端という微妙な位置である)まで用意されている!

ペンギン


喜望峰



「くっ、死朗のヤツめ、ここまでやりおるとは!!この妖山、少しはヤツの事を認めなくてはなるまい...」

どうやらこの第五弾、「究極」側の圧勝であろう...





第7章

ケープタウンからナミビアの首都ウイントフークに向かう近代的なデラックスバスの中で、南アでの日々を振り返る。

妖山の目元には普段と違う優しい光が漂っていた...


「死朗め、小癪なヤツ...!」





※:注意書き

この頃、妖山は重度の

「アフリカアイ」

という目と精神の病気に罹っていた事を言明しておかなければならないだろう。


この業病はアフリカ諸国を旅するもの特有のものである。

原因は訪れる都市訪れる都市があまりにも「ショボ過ぎる」為に引き起こされるもので、長期間に渡って近代的な物や効率的な物から遠ざかってしまった事により、日本やヨーロッパやアメリカといった先進国国家ではあって当たり前のものやあることが誰も気にも留めないようなものまで興味や感動の対象となり、それを見て目を潤ませて歓喜の涙に咽んでしまうというちょっと考えられないような病気である。

例を挙げると、5階建て以上のビルは全て「超高層ビル」に見えてしまい、日常の些細なものではちょっとした「スーパーマーケット」でもあればそれに涙し、「コンビニ」でもあろうものなら絶句し、また「本当に動くエレベーター」や「自動ドア」に感動し、「エスカレータ」などがあろうものなら感極まって写真を撮って大事に保存し、それを眺めて愛おしく思ってしまうほどタチの悪い物になってしまうものである。

万が一にもこの記事を読んで、南アフリカは日本以上の大都会に違いないから是非とも訪れて都会ライフを満喫しようと考えている者がいるとしたら注意して欲しい。

この妖山が感動の余りに絶句し続けた南アの諸都市も、妖山がケープタウンで会った「東京から直接ケープタウンに来た旅行者」が「ケープタウンって、結構小さくてビックリしました。人もぜんぜんいないですね」と呟いていた事からも分かるように、正常な「都市観察眼」はこの病魔に冒されたの時期の妖山には備わっていなかったというべきであろう...

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