帰国後に記事を書いているため、実際のアップ日は2017.11.15となります。

 

日本

2017.11.01(水)

 いよいよ旅立ちの日。飛行機の出発時間は18:40時なのでのんびりと家を出て空港へと向かう。途中乗車の成田スカイアクセス線は乗っている人と、その人と同じ位の荷物で埋まっていて座れる場所が見つからず、取り敢えずドア付近にバックパックを置いて景色を眺めていた。

 見慣れた筈の電車からの景色も出国となると何時もと違って感じてしまうのは気のせいだろうか?

 それとも前回は1年前、その前は8年前に見た景色なので単に見慣れていないせいなのだろうか?

 後者である事は言うまでもないが、そんなことはお構いなしに列車は歩みを進めていく。

成田スカイアクセス線からの景色

 

 成田空港には狙った通りの16:05時に到着、ジョルダン(乗換案内サイト)は正確だ。

到着した成田空港

 

 日没時間が16時台の今、成田空港の空は思いの他、薄暗い。

 とりあえず出国ロビーまで行き、喫煙所を探しglo(電子タバコ)を一服する。

電子タバコのglo


 

 「さてと・・・」

 チェックイン(搭乗手続き)はもう始まっていた。ニュージーランド航空はセルフチェックインシステムを取っていて、パスポートとE-ticketをスキャンすれば航空券と荷物タグが出てくる。その後カウンターへ行って荷物を預ければチェックインは終わりで実にあっけない。まだ出国審査に向かうには早過ぎるのでしばらくは空港内のショップでも見て回ることにする。最初のキオスクで去年もだったが本当は木曜日発売のワールドサッカーダイジェストの最新号が1日前なのに置いてあったのでSuicaで購入を済ませる。そういえば空港内はSuicaとクレジットがあれば全て用が足せるのは分かっていたので日本円は紙幣を幾ばくか持ってきた程度で錘になる小銭は全部家に置いて来ていた。便利な世の中になったものだ。

 適当にウィンドウショッピングを続け、そういえば明らかにネットで入った方が安いであろう海外旅行保険にまだ入っていない事を思い出したので、去年同様空港で加入手続きを済ませる。海外旅行保険付帯のクレカは持っていてそれで支払っていたから適用条件もクリアーしているのだが、万が一を考えたのと、有休消化は権利とはいえ、職場の同僚に負担をかけているのは事実なので、付帯の保険よりも多くカバーする掛け捨てをやって置いたほうが何かの時に「ここまで用心した結果だから」と言い訳も立ちやすいと考えたからだ。

 「ここでやる事は終わりだな・・・」

 出国審査に向かい搭乗ロビーへと向かう。免税店ではgloのネオスティックをカートン買いする。今回行くところでは間違いなく手に入らないだろう。最悪普通の煙草を吸えば良いだけだが、出来ることなら電子タバコだけでやり繰り出来ればそれに越したことは無い。一しきり免税店を見て回り搭乗ゲートへは1時間程度前に到着。まだ時間はあるのでギリギリまで喫煙室で先ほど買ったワールドサッカーダイジェストを読みながら電子煙草を時折ふかして時間を潰していた。

 18:10時頃、いよいよボーディング(搭乗)が始まった、座席はオンラインでチケットを取った時に確定させているので急いで機内に入っても離陸まで待つ時間が長くなるだけなのである程度人が空いてからのんびりと機内に乗り込んだ。

 機内はほぼ満席で1月前に予約しているのに62Jという3列シートの真ん中で窓際も通路側も取れなかったのは、残念だが先に予約していた人達がいるのだからそれは仕方が無いことだった。

 まだ読み終わってないワールドサッカーダイジェストを出し、手荷物を前座席の下に置いてシートベルトを締めると、後は雑誌を読みながら旅行に思いを馳せる以外にやる事はなくなっていた・・・

 

 今回行くのはニュージーランド、クック諸島、ニウエという南太平洋の島国3ヶ国、期間は13日間だ。全ての国がニュージーランドドル圏の国で航路もニュージーランドからがメインだ。通貨を変える必要もないしニュージーを基点に2ヶ国周れば良いので短期で攻めるには丁度良いターゲットだった。だが、それによりこれまで常にヨーロッパを旅程に組み込んできた私が、ヨーロッパ以外の国だけを周る事になる。

 「脱欧の旅」

 エレガント・ヨーロッパ・ツーリストの異名を持つ私にとって、ヨーロッパ外しは狙ったわけではないが、今回の旅行のテーマの一つがこれになったのだ。

 ただ、全てニュージーランドドル圏の国なのに歩き方は全て分かれてしまい、ニュージーは当然ニュージーランド単独で1冊だが、クック諸島は「タヒチ、イースター島、クック諸島」、ニウエは「フィジー、サモア、アメリカンサモア、トンガ、ツバル、ニウエ、ウォリス&フトゥナ」の中にそれ程多くないページで含まれているだけで、たった3ヶ国なのにガイドブックが3冊になるのは頂けなかった(※去年太平洋巡りをする時に買っていた歩き方でニウエに至っては今年版から省かれていた)。

 クック諸島とニウエに関しては必要部分だけ切り取って持っていく手もあったが、治安の悪い国なら迷わずそうするが、今回はそうでない地域だ、出来れば本は本のままにしておこうと思い、そのまま持っていくことにしたのだ。

 

 

 そして他に新しい実験を二つすることにしていた。

 

 その一つはNikon Coolpix P900の携行だ。

左は防水防塵のOlympus STYLUS TG-870 Tough、右側がNikon Coolpix P900

 三脚無しで月が撮れるという謳い文句と5万円強まで値下がりしていたので衝動買いしていたコンデジ最高倍率の光学83倍を誇り、国内で数回テストして思わずモンスターと名付けてしまったこのカメラは、期間が短く治安にそれ程不安のない地域を周る今回の旅行が試すには最も適している考えたので、付属品や3脚を併せると1kg以上になり、何よりもスペースを取り過ぎてこれだけで一つの荷物になるデメリットを敢えて受け入れ、どんな状況でも壊れず撮れるオリンパスと一緒に持っていくことにしたのだ。

 

 そしてもう一つはシェイプアップベルトの携行だ。

COCONEEDS シェイプアップベルト 腰用サポーター 発熱 発汗 脂肪燃焼 減量用 お腹引き締め腰痛コルセット、写真はアマゾンの商品紹介ページより借用

 20代も2度目となると体重を落とすのも難しくなってくる。一時期77kgまで上がり、アンラッキーセブンナンバーとなってからウォーキングを初めたが大体74-75kg辺りで落ち着いてしまっていた。今回周るのは島国であらかじめレンタサイクルなどで動き回るのは目に見えているのでこのベルトを携行して一気に勝負をかけ、ダイエットもしてしまおうという一石二鳥の計画だ。

 名付けてトラベルダイエット。

 こんな事を考え付き、また実行に移すのも私の持つ生粋のエレガントさが為せる業だろうか?

 女性の食いつきそうなテーマでもあるので成功したら本でも出せば多分売れるだろう。

 

 時間通り、18:40時にニュージーランド航空、NZ99便は離陸する、飛び立ってしばらくしてから出た機内食は、偏食の私でも大体は食べれる物だったので満足だった。

機内食

 

 ニュージーランドの到着は明朝になる。

 

 「ニュージーランド、クック諸島、ニウエのという新規3ヶ国の首都狙撃」という何時ものメインテーマの他、「脱欧」「モンスター(カメラ)」「トラベルダイエット」のサブテーマを持つ今回の旅はそこから始まるのだった・・・

 

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