バハマ

バハマ

バハマ基礎データ(2019外務省HPより抜粋し一部加筆)
1.面積:13,880平方キロメートル(700余りの小島から成る。福島県とほぼ同じ。)(2017年 世銀)
2.人口:38.5万人(2018年世銀)
3.首都:ナッソー
4.民族:アフリカ系(90.6%),欧州系白人(4.7%),混血(2.1%),その他
5.言語:英語(公用語)
6.宗教:キリスト教(プロテスタント,英国国教会,カトリック等)等
7.通貨:バハマドル ※1BSD(バハマドル)は1USD(アメリカドル)と等価。またUSD利用可能なのでUSDからの両替は不要。
 一応1BSD=1USD≒115円で計算。(換金レート考慮し、さらに分かり易くするためやや割り増し。クレジット払いで計算すると実質113円程度だった)

 ※ブログの日付は旅行当時に合わせてますが、しばらく経ってから記事を書いているので実際のアップ日は2020.05.04です

2019.05.27(月)

 バハマの首都ナッソー2日目。
 本格的な観光は今日からだ。

 09:30時、宿を出て海にワン・ブロック程離れたバーガーキングへと向かう。
 ここのモーニングセットで朝は決まりだ。

 食事を終え。10時を過ぎるのを待ってパーラメント・スクエア付近を探索する。
 ここにあると地図に書かれていた観光案内所を探すも見当たらない。

バーガーキングとパーラメント・スクエア


 収集している都市地図を、観光案内所でゲット出来れば良かったが、空港とホテルで既に無料の地図は貰っているのでそれほど致命傷ではない。
 案内所を探すのを早々と諦めて先へ進むことへした。

ダウンタウン中心部から東へ


 バハマ、ここの国は人口わずか38.5万人、首都ナッソーと言えど20万を少し超えるに過ぎない。

 日本での知名度は、例えばキューバの首都をバハマ、この国の名前をハバナと間違えた所で、このエリアを周遊したものでなければ誰も気付いてもらえないような、そんなマイナーな国だろう。

海岸沿いを進まず敢えて内陸の道を使い東へ


 そんな小国をわざわざカリブ海のグランド・フィナーレにしたのは、勿論訳がある。
 それはここが世界でも屈指のリゾート国家だからだ。

さらに東へ。ローカルな教会に商店、ショッピングアーケード


 このプロフェッショナル、そこら辺のバックパッカーとは個人旅行者という共通点があるだけで、全くの別タイプと言って差し支えない。
 今年のトレンドに乗った言葉でいうならばエレガントな上級旅行者なのだ。 

 もちろん訪れる国の状況で下級旅行者たるバックパッカーもどきのこともやらなくはないが、その本質はこういったリゾート国家でこそ発揮されるエレガントさなのだ。

 この世界屈指のリゾート国家をカリブ海最後とするのは、この私のエレガントさから言って当然の帰結だろう。


GS、左下は中国大使館


 そんなことを考えながら市の中心から東へ歩く事4km
  11:00時、本日最初の目的地、モンタギュー砦に到着。

モンタギュー砦


 えっ?
 4kmの道をタクシーでも無くバスでも無く歩くのが上級旅行者ってヤツなのか?

 そう疑問を持つ者もいるだろう

モンタギュー砦からの眺め


 そう考えるのは浅はかな素人か、それともただの下級旅行者といった類だろう。

モンタギュー砦内部


 別段ここにはタクシーでもバスでも簡単に来れる。
 そこを敢えて徒歩としたのは、このプロフェッショナルならではのエレガントさからなのだ

モンタギュー砦とそこを出て今度は海岸沿いの通りをナッソーに向かって西へ


 バハマは小さな島国だ。
 ここでタクシーやバスと機動力を使ってしまえば、速攻で見所は終わってしまう。

 ゆったりと時間を使いながら歩く速度で景色を存分に堪能する。
 それこそがエレガンスという物だろう。

海岸沿いのイースタンロード、ショッピングアーケードにガソリンスタンド


 のどが渇いたのでGSで、日本にいると外食する時くらいしか飲まなくなったコーラを買って飲む。
 旅行中、暑い国は炭酸飲料が一番だ。

 海岸沿いを進むと橋が見えてくる。
 これは有名なリゾートホテル、「アトランティス」があるパラダイス島に繋がるものだ。

イースタン・ロードからイースト・ベイ・ストリートに入って。


 橋の頂上から辺りを睥睨する。
 ツーリストの高み、上級旅行者の姿がそこにあった・・・

橋の上から眺めた景色

橋の先に見える巨大な建物がアトランティス


 橋を降りてアトランティスへと向かう。
 ネーミングから中2心をくすぐるこのホテルはこの国屈指の複合型のリゾートホテルだ

入口とカジノ


 アトランティスの広大な敷地を歩き回る優雅なひと時。
 これを味わうためにナッソーを訪れたと言っても過言ではない。

アトランティスホテル、下段はまたニュー・プロビデンス島へ戻る橋の入口


 えっ?
 カジノは?プールは?水族館は?って・・・

 決して慣れてないからとか金が勿体なくて使えないとかではない。
 私ほどのエレガントさの持ち主ならそんな野暮なものをわざわざ楽しむ必要はない。

 敢えて、ただ見るだけで十分だ。

 「敢えてね・・・」(K.Honda風)

結構な傾斜がある。島と本土を結ぶ橋は2つあり、行とは別の橋。


 と、小一時間程度でパラダイス感ゼロのまま、パラダイス島を抜け出して本島へ戻る。

また本島へ。海岸沿いのイースト・ベイ・ストリート


 時刻は13:00時。
 まだお昼を少し回ったばかりだ、時間は十分ある。

ダウンタウン。プリンス・ジョージ埠頭付近


 ダウンタウンをやや内陸側に入りフィンキャッスル砦へと向かう

ウォータータワーとフィンキャッスル砦



 市の中心部、小高い丘の上にあるこの砦で景色を楽しみ、またダウンタウンへ戻る

ダウンタウン中心部


 これでもまだ時刻は14:00時
 歩き方を見ながら、ニュー・プロビデンス3大砦(※見所として砦が三つ挙がってますが3大とは書かれてません、勝手にそう呼んでいるだけです)の最後の砦、シャーロット砦を目指す事にする。

ダウンタウン最寄りのジャンカヌー・ビーチ


 ダウンタウンから歩いて30分程、あっさりとシャーロット砦に到着。

シャーロット砦まで


シャーロット砦


 ここは三大砦のラスボス(結果的に最後に訪れただけとも言う)だけあって、一番敷地も規模も他の2つの砦に比して広大だった。

シャーロット砦





 ここと比べると一番最初に訪れたモンタギュー砦等はただの小屋にしか見えないだろう。

 ただそれなりに堪能したつもりだが時刻はまだ15:00時。
 個人的な最大の見所の砦3つも終わってしまったのでもうやる事が見当たらない。

シャーロット砦を出て。


 一応ここからそれ程離れていないアーダストラ・ガーデン&動物園を目指してみる

中段は墓地、下段がガーデン&動物園


 「・・・」

 入口にこそ辿り着いた物の、なんとなく見ようとは思えない。
 また戻る事にした。

ダウンタウンへ向かって

ジョン・ワトリング醸造所。敷地内を見ただけ


 ダウンタウンに戻ったのは16:00時頃。
 ずっと歩いていたので、一旦ホテルに戻って休憩する。

 次に外に出たのは19:00時少し前の事だった。

ダウンタウン、またマクドナルドへ


 夕食はバーガー・キングも候補に挙げていたが、何と19:00時閉店。
 昨日もそうだったが、首都の中心とは思えない程、お店が閉まるのが早い。
 飲食店が数店舗とマックが辛うじて開いているだけだった・・・

マクドナルドを出てパラダイス島方向へ


 日が落ちかける中、足早にパラダイス島を目指す。

 橋の上から沈む夕日を眺める。
 サンセット・ハンターの血はいつでもざわついていた・・・

橋の上から



 水平線ではなく、ややその上に雲間に隠れていく夕日は点数で行ったら60-70点程度であろうか?

 ただ、私の旅行で大事なのはいつだって〇〇で〇〇したという既成事実だけだ。

 何故ならそこで見た景色がどうであれ、
 他人に伝わるのはそこで見たという事実だけ
だからだ・・・


 日が落ちて人の全く歩いていない海岸沿いの通りをダウンタウンへと戻る。
 危険と感じないのはここがバハマだからだろう

橋からダウンタウンへ


 このまま見れる限りの夜景に挑戦する

ナッソー夜景、中段はローソン・スクエアにパーラメント・スクエア

ダウンタウン

最下段はホテルにそのレセにあった自販機


 カリブ海屈指のリゾート国バハマの首都ナッソー
 その夜景に特筆すべきものは何も無かった・・・


2019.05.28(火)

 昨日で首都の見所は終わっていたので今日は早く動く必要はない。
 そうは言っても何かしらの腹ごなしは必要なのでマックのモーニングに間に合わせる形で一旦宿を出る。
 
ホテルのウォーターサーバー。これのお蔭で結構助かった。


 朝食を終えて今日これから何をやるかを考える。
 やる事がなければ定番の島一周という手はあったが、出発前に会っていたアンチェイン(タツ氏)の「ナッソーの海が一番きれいでしたよ」の一言が『わざわざ島一周するほどでは無い・・・』と、足を鈍らせていた。

 だが、ただ休むだけにして楽しめるほど、ホテルのクオリティーは高くない。

 『それならば・・・』

 気になっていたことがある、リンデン・ピンドリングとリズミカルな元首相の名前から名付けられた国際空港までのバスだ。 

 フロントの女性に『空港行のバスはあるの?』と聞いてみると「トゥエルブ・ビー(12B)」と即答される。

 このままではどうせやることは無いし値段は2.5ドルらしい。タクシーの1/10以下だ。

 『明日の為に一旦試しておくかな・・・』

 10:20時、目指すバスはホテルから出て1分程度歩いた道路上からだった。
 難なく見つけて乗って待っていると程なく出発する。
 あっさりとしたものだった。

12Bのバス


 10:45時
 出発して30分とかからず空港傍の幹線道路に到着。

右下が下車した場所


 さらにここから空港まで5分とかからず到着。
 予行練習は終わりだ。

リンデン・ピンドリング国際空港


 特にやる事がないまま、空港内をブラブラとして時間を潰したが、それにも限界がある。
 1時間も持たずに飽きて町に戻ることにした。

空港から幹線道路へ


 一応少しの間、降りた場所の反対側で待ってみたが来る気配は感じられない。
 特にバス停がある感じではないので、町方向へ歩いている途中で見かければそこで停めて乗れば良いだろう。

内陸部を空港から市内へ東西に走るジョン・F・ケネディ・ドライブ

 ニュー・プロビデンス島は小さな島だ。
 海沿いに出ても良かったがここは敢えて内陸部を歩く。
 中央分離帯で分けられた片道2車線の広い道路は日本なら高速クラスだ。
 車はそれなりに走っているがそれなりに過ぎず、人は滅多に見ない。

途中にあるカニングハム湖。
遠目のホテルはアトランティスっぽいけどザ・バハ・マー・カジノ&ホテルという別のホテル

 強い日差しを気にもせず、誰も居ない中央分離帯上を歩く。

 こんな贅沢な空間を独り占めできるのは上級ツーリストならではの特権だろう・・・

ジョン・F・ケネディ・ドライブからトンプソン・ブルーバードへ

トンプソン・ブルーバード沿いの政府関係の建物

トンプソン・ブルーバード沿い、途中で喉が渇いてシュエップスを購入

下段右はバハマ大学

トンプソン・ブルーバード沿いのファーストフード店


 時刻は15時過ぎ、空港から約15kmを3時間強の時間をかけて市内まで戻ってくる。
 散歩としては丁度良い時間だ。

 ちょっと気になっていたにダンキン・ドーナッツで、エレガントにコーヒー・ブレイクしてからホテルに戻る。  

ナッソー市内とダンキン・ドーナッツ。
下段は破れたので処分した、以前の長期旅行時に買っていたベスト


 クーラーの効いた部屋でしばし休み、次は日没に合わせて動き出す。
 ナッソー最後の夕日をどこで見るか?
 最初に偵察したのはフィンキャッスル砦だ。

フィンキャッスル砦


 やや高台にあるものの、遮る物もあるのでここからでは良く見えなそうだ。
 砦を諦めビーチに狙いを定め、その前に夕食をお決まりのマックで摂る

ナッソー市内。中段はガバメント・ハウス


 19:50時
 ナッソー直近のジャンカヌー・ビーチからカリブ海ラストの夕陽を眺める。
 サンセット・ハンターの狙いに狂いはない
 
途中障害物はあったが、まあ良いでしょう。


 夜景に見る価値が無いことは昨日既に分かっている、最終日ではあったがこのままホテルに戻ることにした。
 
ナッソー日没後




2019.05.29(水)

 08:50時
 ホテルをチェック・アウトしてバス停へ向かう。
 12B、昨日と同じくあっという間にバスは見つかり、ほどなく満席になって出発する。
 バス名が一緒なのに昨日とは違うルートになったのはちょっとした摩訶不思議だったが、09:15時、空港に到着。
 09:30時、チェックインを済ませ、ウェンディーズで朝食。

ホテルから空港まで。


 10:00時、出国審査を受けてラウンジへ。
 11:55時、AC1817便、Airbus A321は離陸する。

Airbus A321


 格安便で短距離なので食事はないが、トニックが貰えるのは有難い。

機上から



 やがてエア・バスは上空に舞い上がり、雲に島も海も隠れていく。

 カリブ海最後の国、世界屈指のリゾート国家バハマでの日々は・・・

 リゾートらしきこと敢えてせず。
 移動日を除く2日間、7万8千歩、約58kmをただひたすら散歩するだけで過ごす・・・
 そんな上級旅行者ならではの、実にエレガントな休日であった。
 
移動日を除いた2日間の歩数記録

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