ウクライナ

コシチェ(スロバキア)→リヴィウ(ウクライナ)

基礎データ(2017外務省HPより抜粋し一部加筆)
1.面積:60万3,700平方キロメートル(日本の約1.6倍)
2.人口:4,260万人(2016年 世界銀行)
3.首都:キエフ
4.民族:ウクライナ人(77.8%)、ロシア人(17.3%)、ベラルーシ人(0.6%)、モルドバ人、クリミア・タタール人、ユダヤ人等(2001年国勢調査)
5.言語:ウクライナ語(国家語)、その他ロシア語等
6.宗教:ウクライナ正教及び東方カトリック教。その他、ローマ・カトリック教、イスラム教、ユダヤ教等。

尚、今回の通貨に関しては実際レートではなく、当時の私の引き出し手数料など考慮したうえで分かりやすく1ウクライナ・フリヴニャ(以下UAH)=25円とします。

都市:リヴィウ:

2006.10.29(日)

 駅近のホテルに泊まれたこともあり、トイレが有料以外に十分に堪能したスロバキアを後にして、ウクライナへ向かう事にした。駅近なのに出発はバス、これで国境までというのは何とも締まらない終わりだが、バスターミナルも宿の近くなので大目に見ればよいのだろうか?

ヨーロッパでお馴染みのユーロバス

 朝07:40時という早い時間の出発で、ウクライナ国境街のウジホルドには10:30時に到着。

道中の景色


 14:50時発の鉄道のチケットを買う。ここに見所が無いわけではなかったが雨の中、大きな荷物を短時間だけ預けて観光する気も起きず、駅で出発まで時間を潰す。

鉄道駅と鉄道。

 鉄道で走る事約7時間、21:39時に最初の目的地、ウクライナ語でリヴィウという、どう発音すればいいのか良く分からない都市に到着。

リヴィウ駅

 ロンプラに載っていた駅から2km程度離れた所にある、ホテル・リヴィウというその名も直球な宿にシャワー・トイレ共用で60UAH(1500円)のシングルルームに宿泊を決め、食事を終えてようやく移動の一日を終えた。

夜のリヴィウ。食事はチキン&パン

 

2006.10.30(月)

 朝はのんびりと09:30時に起き、ホテルで朝食のトースト&エッグを摂る

ホテルの食堂と朝食

 宿を出てトラムに乗り、最初に向かったのは鉄道駅だった。今日夕方の夜行列車で出発するので荷物を預ける事にする。そしてまたトラムに乗り街付近まで出る。

市街。左下は見かけが重厚な鉄道駅、右下はサーカス劇場だがずっと長い事やってなさそう。

 リヴィウ。市域で100万都市ではあるものの首都でないここを訪れたのは、現在やっている「可能なら1ヶ国2都市以上訪問(小さな国は除く)」ルールで、キエフまでの経路上比較的寄り易く、また「枯れ木も山の賑わい」で始めた「世界遺産狙い」も、ここは歴史的地区がそのまま世界遺産なので降りて街を歩けば勝手に1件ポイントアップといいうお手軽さがあったからだ。
 そしてそれ以上に「最もウクライナらしい街」と言われ、訪れる人もまだ少ないので「埋もれた宝石」とも喩えられていることから、「旅行界に埋もれる、宝石のようなツーリスト」と綽名されるこのプロフェッショナルが訪れるに相応しい場所だと感じたからだった。

 その実力を見る為に早速街に・・・

 『って、なにこれ??』

 私が観光を初めて最初に見かけたのはこの得体の知れない前衛・・・後衛アート公園だった・・・

前衛というか後衛アート?公園

 

 手入れが行き届いていないから老朽化してみじめになったというには余りにもセンスが微妙だった。写真右上のたぬきは明らかに局部を狙われているし、下から2段目右のお猿さんは首吊りしているようにしか見えないし、右下のたぬきだかなんだか良く分からない動物は誘惑ポーズをとっているし・・・

 子供の情操教育に全く良いとは思えないこの公園に早速出鼻は挫かれたが、これも世界遺産の一つに含まれるのだろうか?

 

 取り敢えず気を取り直して先に進むことにした。

市街 左下:オペラ・バレエ劇場


市街。中段右はスヴァボーディ大通りのモニュメント


 街並は悪くない、というか良かった。天気があまりよろしくないのも手伝って古風な趣も出していた。

市街


 市街地をある程度見て回ってからリヴィウ民族建築、風俗習慣博物館を訪れる。ここには西ウクライナ各地から木造建築物が100棟あまり移され野外博物館になっている。出来ればこうした伝統住宅はその土地まで行って見たいのだが、残念ながらそこまで時間を持たないのが通常だ。こうした博物館があればツーリストを名乗るなら寄るのは必須だろう、そしてそれ以上に夕方までは暇だった。

リヴィウ民族建築、風俗習慣博物館


上の写真にもあるが、このニコラス教会は釘を1本も使ってない。

 野外博物館を見たらまた次の目的地へと向かう

次の目的地までの景色


 目指したのは「東欧最も美しい墓地の一つ」と言われるリチャキフ墓地だ。

リチャキフ墓地

像も凝っているけどそれでよいかどうかは不明。まあ本人が良ければそれで・・・

整然と並んでいる区画も悪くはない

墓地内の少し高い所からの眺めと、ちょっと気になった物たち。

 墓地で美しいという評価もどうかと思うが、まあ死者も汚いより綺麗な場所の方が良いのだろう。尤も無神論者の私には、最終的にどこに葬られようが関係無い話だ・・・

市街 中段中、下段右:市庁舎。中段右:ボイミ教会

市街

市街

市街

市街

市街

市街。地下道が印象的


 この街の締めは「高い城砦」とガイドブックに乗っているひねりの無い場所だった。
 

足早に向かったがタッチの差で夕日を逃す!

 展望台からの見晴らしは悪くはない、ただ夕日に間に合わなかったのならもっと日中に来れば良かったと思う。

ウクライナ国旗。


鉄塔


薄暗くなったころ

 鉄道の時刻は19:30時、夜景まで居たかったが諦めて駅へと向かう。

右下は市街に降りてから


 ウクライナ1ウクライナらしい街リヴィウでの慌ただしい1日を終え、鉄道に乗って次の目的地である首都キエフへと向かう。

リヴィウ駅

 

 リヴィウ、世界遺産の歴史的な街並み。
 確かにそれを納得させるだけの物はあった。



 だが・・・

 

 目を瞑って思い出すリヴィウは、たった一つ・・・

 

 

 そう、あの後衛アート公園だった・・・


もう一度後衛アート公園

 

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