ロシア
経路図
2006.09.18(月)
『たった1分間の幸運』で助かった「シベリア鉄道飛び乗り事件」を終え鉄道の旅は4日目へ突入。
明日の昼過ぎにはモスクワに到着する 、残す所は後2日、ようやく長かった鉄道の旅も終りが見えて来た。
今日は景色を撮影
「喉元過ぎたら熱さを忘れる」
という性格を地で行く私は昨日間一髪で助かったことなどまるで無かったような感覚となり、そして「寝たきりツーリスト」の道を驀進する。
進歩しない事この上ない・・・
イシム駅
寝て起きて気付いた時に到着していた地方の中都市だ。
エカテリンブルク駅
4日目ともなると毎度おなじみの行商の光景もただの景色の一部となる。
イシム駅にて
地方の村
一応撮ってみた風景
遠目に見た街並
寝て起きてたまに写真を撮って・・・
ダメ人間度がどんどん加速する。
列車はいつしかエカテリンブルクへ到着、距離で言えば行程の2/3以上は過ぎただろう。
エカテリンブルク駅
ダメ人間度の加速と共に「もう起きたくない、というよりもむしろずっと寝ていたい」
そういった「引きこもりならぬ鉄道こもり」に近い状態になる。
だが・・・こんな生活も後1日、明日はモスクワだ・・・
夜停車した駅で、窓にペットボトルが写っている
「果たしてモスクワに着いた時、ちゃんと歩いて動けるんだろうか?」
シベリア鉄道の4日目・・・
最早当初感じていた浪漫の欠片も無くなり、ダメ人間へと純化した自分自身が元のエレガントなツーリストに戻れるのかどうか?
そんな不安が加速度的に大きくなる事を感じつつ、過ぎていった・・・