チャド
2005.10.03(月)-05(水)
到着したのは夜、宿泊しているホテルは20.000CFA(約4000円)、心臓に悪すぎる滞在だ。
とはいいつつ首都狙撃手足るもの、最低限の観光はしなければならない。ここがプロフェッショナルの辛い所だ。
翌日、洗面所での大量の虫の死骸(後で気付いたがこおろぎの死骸だった)に心は折れかかる寸前だったが、中部アフリカ最後の首都を観光することにした。
チャドの首都「ンジャメナ」は世界でも唯一?の「ン」で始まる首都としてその名を知られている・・・
世界の首都尻取りゲームでこいつのおかげで「ン」上がりが妨げられるというなんとも迷惑な首都だ。
街本来の説明とは何の関係も無かったが・・・それでも何か見所はあるだろう。
中心街・・・といってもホテルから5分も歩かずにつくシャルル・ドゴール通りに出てそこをちょろっと観光してからまずは観光省に訪れて、地図は首尾よくゲット。
次はレジストリ(外国人滞在登録)と写真許可だ。
こういった国の常として外国人に意味も無くレジストリを強要するというのはなんとも面映ゆい、馬鹿ばかしさの極みだ。
レジストリは順調に、写真許可は・・・2日待ちで50ドル・・・、すでに市の中心街は見て”写真に収めるほどでもない”と思っていたので写真撮影を諦め今日一日観光して明日出る事を決断した。
ンジャメナ市内撮ったたった数枚の写真の中から・・・これは泊まっているホテルの中から。こんなんしか撮れないとは・・・トホホ…
庶民街の中心であるモスクの近くに日本語入力可能なネットカフェを見つけた事がせめてもの収穫だが・・・
この国は明らかに
オーバープライス、ロークオリティー。
これではやる気が出ない。
これも泊まったホテル内で、中央にあるのは殺虫剤
そして翌日。市バスを乗り継いで出国という手もあったが・・・
ホテルからタクシーで国境に出ることにした。
中部アフリカ最後の首都、これくらいの贅沢はバチが当たるものではないだろう。
リッチにタクシーをハイヤーして!
軍事施設が市内かしこにあり、撮影することが困難なンジャメナ、タクシーの中からとはいえ、ナーバスになりそれほど撮影は出来なかった。
最初3000CFAと聞いていた値段が乗る時に4000CFAと言われる、これは高い!と思って少しむっとしたもののホテルに呼んだタクシーなので乗ったが途中でポリスに2000CFA払っているのをみてその値段に納得。
国境付近からンジャメナ方向を眺めて
ボーダーに到着してしばらく手続きで待たされる。
意味不明に20分ぐらい待たされ、そしてまた税関、イミグレといくとイミグレではいきなりの2000CFA(400円)の賄賂請求が!
だが、こういったこともあろうかとレジストリをした時にそのチーフから手書きの名刺を貰っていたので
『こいつを見ろ・・・もしおまえがここで俺から無理に金を取ろうとすると・・・痛い目に会うのはお前の方になる』
とブラフ(ようするにはったりです)をかますとすんなりと放免に。
そしてボーダーを越えてカメルーンに向かう。
これで・・・
中部アフリカは完全制覇だ・・・
最後の国としてはシケた終わり方だが・・・
首都狙撃はやりきった事は間違いないだろう。
次のターゲットは西アフリカ最初の国ナイジェリア(カメルーンは一時通過になります)
アフリカでも有数の悪評を持つ大国・・・
このプロフェッショナル・・・
虎口を脱出出来るのはいつの日になるのやら?
まだまだ予断は許さないようである・・・