Category: G技術

 情報を入手したら次は行動だ。

 行動の成否は行動者の特質によるものが多々ある。例えば性別が違えばそれこそ用心ががらりと変わってしまうし、同性であってもその旅行者のスタイルである人は同じ行動をとっても安全だがある人にとっては危険になる。

 今回はなるべく誰にでも有為になるべく汎用性の高いものを選び、私が何を気をつけて行動していたかを纏めて書いていきたいと思う


1.都市(国)に入る。

 特に危険と言われている都市に入る際、気をつけなければいけない事は2点ある。それは
 「休日・祝日は避ける」
 「日中に入る」
 の2点である。

 休日祝日を避けるのはその日が休みで街中に人がいなくなる場合が多いからだ。
 それに貧しい国だと平日は軍人・警官として勤務し、休みは強盗等と言った笑えない話も多々ある。 
 そういった意味で祝日の移動も第三世界では控えた方がいい場合が多い
 そして都市の治安は夕方から夜にかけて急速に悪くなる場合がほとんどだ。

 アフリカを例に挙げるとチャドの首都ンジャメナの一番の目抜き通りでありシャルルドゴール通りなどは土・日に歩くと周囲の建物に軍関係の施設があり、警官も配備されているのに襲われた旅行者を助けることなど無い。
 また私が訪れた当時のナイロビは夕日が沈み始めたあたりから危険になり、まだ日があるのに強盗に襲われた者もいた。
 他に有名なのは南米でここも祝日になると警官が強盗に早変わりしてバスジャック等と言うのはザラで彼らは武器の扱いまで素人以上だからタチが悪い。

 こういった危険を避けるには「危険を孕む者が行動出来ない日、時間帯を選んで行動する」というのが基本となり上記2点を守ればかなりの確率で危険を自分から遠ざける事が出来るだろう・・・


2.都市を安全に歩く。

 基本的な部分では「大勢の人が居る人目の多い場所にいる」方が安全な場合が多い。
 ちょっと雰囲気が悪いと思ったら路地などには入らず必ず大通りをそれもなるべく歩道の真ん中を歩くようにしていた。例えば南アのダーバン等は大通りは安全でもまっすぐいけば近い路地を数100m歩くだけで襲われる都市もあるので注意が必要だ。
 また尾行に関しては私はショーウインドがある所はウインドウショッピングをするふりをしてその際横目で後方を確認するようにし、つけていると疑った場合は少しブロックを大周りする感じでわざと「コの字」、もしくは「4角」に歩いて後方を確認し同一人物がいるかどうかを見て判断するようにしていた。
 ここ尾けられていると感じた場合は速やかに大通りの安全な場所を選んで一度ホテルに戻る事にしていた。

 また荷物は必要最小限にするべきだ。ポーチやトートバックといった類は狙う相手からしてみれば「何か入ってます」という信号でしかない。
 私の場合は手の自由が欲しかったのでボロボロのナップサックを街歩きように使い、その中に貴重品を入れないという事を基本的なスタイルにしていた。

 ただどうしても荷物を持つ場合はわざとそのバックをおとりにするというのも手だ。

 実際に旅行中でシビアにやったのはナイロビで当時はナップザックもひったくられて危ないと言われていたので他の旅行者の忠告を素直に聞き入れてスーパーのビニール袋にタオルにくるんでカメラなどを持ち歩き単独では無く極力数人一緒で行動していた。その時一緒にいた若い学生は夕方時にトートバック(幸いにして貴重品は入っていなかった)を一人になった時大通りを歩いていたにも関わらず数人がかりに狙われて持ち去られている。。

3.街の離脱

 旅行者である以上現地人と何かしらのトラブルに巻き込まれる事がある。私の場合そういった際は可能な限り早くその都市、国を離れる事にしていた。

 良く「武闘派の旅行者」などといって現地人と揉めた事を自慢する者がいるが銃火器を扱える専門家から見たらただ単に街の腕自慢の域を出ているものではないし、そもそも「個人旅行者がどんなに頑張った所で現地人が本気になったら勝てない」と自覚するべきだろう。
 もちろんその時その瞬間でやむを得ず対応、反撃をしなければいけなくなり結果追われることになるケースが無いとは言わないし、その結果撃退する事もあるだろうが、それはたまたま相手が自分より弱かっただけでもしそれが仲間を集めて「あの日本人旅行者に復讐してやる」となったら勝手知らぬ外国でまず逃れるすべは無いだろう。
 そうならない為にももめごとを起こした街(私の場合は料金のトラブルが殆どで暴力系のトラブルは無い)からは速やかに離脱するようにしていた。

 また感情的に激こうする場合でも拳で相手を殴るという行為はとことんまでやらざるを得なくなる場合が多い為、手を出すにしても手のひらで小突く程度に抑え、それももめごとが一度収束した際は「さっきは手を出して悪かった」というようにしていた。それだけでも後で狙われる率は激減するからだ。

 また第3世界で外国人は目立つし盗難などのターゲットになりやすいので特に何も無い街でも行動に注意し、必要な事が終えればそれ以上そこには滞在し、危険と言われる国も必要な分を見たらそこを速やかに去るように心掛けていた。

 私は観光しに行っていただけで腕力自慢や武勇伝自慢を作りに自腹を切って海外に行っている訳ではないのだ・・・


4.服装

 自分が動きやすいもの。が一番だが貴重品の関係上ズボンは前ポケットにチャックがある物を着用し、またアフリカにいた時は現地人が安いサッカーのレプリカを良く着ていたこともあってTシャツの上にフィッシャーマンズジャケットを着てその中に貴重品の一部を入れその上からレプリカを着ていた。お陰で西アフリカを周っている時は「日本人」と言われるよりも「ミスター・レアルマドリー(当時はレアルマドリーの黒を着ていた)」と呼ばれる事が多かった。
 また熱帯でわざわざ長袖を着ていたのは蚊などに刺されるのを恐れていたからで通常は袖はまくっていたが移動時等に低湿地帯に行く際は我慢できる限り袖は下すように心掛けていた。
 目立たない服装の方が好ましいとは思うが「外人である以上基本的にどんな服装をしてても現地人には分かるし目立つ」ので、服装そのものよりも現地の人に失礼とか汚いと思われないように洗濯を出来る限りやってこざっぱりするように心掛けていた。

 薄汚れたジーンズによれよれのTシャツ、ボサボサの髪に伸びた髭。というのがステレオタイプのバックパッカーのイメージかもしれないし、この辺りは個人のスタイルでもあるが、私の場合は旅行をしていた年齢が30代半ばから40前までであったので現地の人に「日本人は汚い」と思われるのも癪だったからだ。
 そうはいいつつシエラレオネから移動したリベリアでは移動の汚れを落とす時間の無いまま市内観光をして警官に不法入国の中国人と思われ職質も受けた事があるので出来る限りといった程度だった事は自らの不明をわびなければならないだろう・・・


5.カメラなどの持ち方。

 まずカメラは貴重品だ。カメラ本体もそうだがメモリーカードなど無くしたり盗まれたりしたらその凹み具合は半端じゃなくなるだろう。
 私の場合はベルトポーチタイプにしてカメラを腰につけ、また上着のシャツなどでなるべく見えずらい様にして持ち歩いていた。また撮影の際は可能な限り短い時間でさっと撮る事にしていた。
 また写真にかんしては国によっては撮影禁止の場所が多かったり、人に向けると猛烈に怒られる、お金を請求されるというケースもあるので注意が必要だ。
 撮影禁止と言う事に関してはアンゴラのルアンダで賄賂で見逃してもらったり、カメルーンの鉄道駅で警察に拘束されたり赤道ギニアの首都で許可証を持っていながら警官に「そこは対象外だからダメだ」と注意されたり、ナイジェリアのラゴスのマーケットで撮ろうとしたら「その地域のボスに金を払わなければいけない」と言われたり、思いつくだけでも結構なトラブルの元になっているので十分注意するに越したことは無いだろう。
 また私は防水防塵の物と決めて使っていたが例えば砂漠地帯とかだと砂の微粒子がカメラに入り込み使えなくなる場合が多く、またそうなったら現地では修理できない、修理する所を探すのが凄い大変というケースがほとんどなのでたとて写真が趣味で一眼を持ち歩いている人でも呼びで防水防塵タイプのコンパクトカメラを持ち歩く事をお勧めする。
 私はペンタックスのオプティオシリーズの初期の物を使っていたが4年半一度も壊れなかったので防水タイプを選んだ自分の幸運に感謝している。

  また写真についてはある程度の容量がたまったらネットカフェなどで必ず同じ物を2枚焼いて異なる国から荷物として集めている地図と一緒に発送していた。コストはかかったがお陰で旅行の思い出は全て日本に届いている。



 このテーマもまだまだ挙げればきりは無いのだろうが取り敢えずはこのあたりでご容赦願おうか・・・

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